大丈夫…? 韓国ドラマ『キム部長の物語』、登場人物の名前が『スラムダンク』のキャラクターと“完全一致”で話題

2025年10月22日 話題 #オリジナル

新しい韓国ドラマ『ソウルの家から大企業に通うキム部長の物語』(原題、以下『キム部長の物語』)に登場する人物たちの名前が、漫画『スラムダンク』のキャラクターから採用されていることが明らかになった。

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10月22日午後、ソウルで行われた制作発表会にはチョ・ヒョンタク監督をはじめ、俳優リュ・スンリョン、ミョン・セビン、チャ・ガンユンが出席し、作品について語った。

『キム部長の物語』は、自分には価値があると信じてきたすべてを一瞬で失ってしまった一人の中年男性が、長い旅路の末に「大企業の部長」ではなく本当の自分の姿を見つけていく過程を描いたドラマだ。

原作は、ソン・ヒグの同名小説。ただし原作でキャラクターたちは、「キム部長」「ソン課長」「チョン代理」「クォン社員」など、名前を持たず役職のみで表現されている。

チャ・ガンユン、ミョン・セビン、リュ・スンリョン
(写真提供=OSEN)10月22日、ドラマ制作発表会に出席したチャ・ガンユン、ミョン・セビン、リュ・スンリョン(左から)

しかしドラマ化にあたっては設定が変更され、多くの登場人物に名前が付けられた。その名前の多くが『スラムダンク』のキャラクター名と一致していることが注目を集めた。

これについてチョ・ヒョンタク監督は、「実は私も『スラムダンク』のファンだが、劇中のキャラクターの名前に使われるとは思っていなかった。後から知ったことだ。脚本家がスラムダンクの“超ガチファン”で、愛情から始めた遊びが広がっていったようだ」と説明した。

チョ・ヒョンタク監督
(写真提供=OSEN)チョ・ヒョンタク監督

韓国でも『スラムダンク』は絶大な人気を誇る。1992年12月に翻訳版が発売されて以来、2001年の完全版、2018年の新装再編版を経て、シリーズ累計発行部数1450万部を超えるとも。

ただし、登場人物の名前は“韓国式”にローカライズされており、主人公の桜木花道が「カン・ベクホ」、流川楓が「ソ・テウン」、赤木剛憲が「チェ・チス」、宮城リョータが「ソン・テソプ」、三井寿が「チョン・デマン」といった具合だ。

これは、韓国で2023年に公開された映画『THE FIRST SLAM DUNK』においても同じだ。

では、ドラマ『キム部長の物語』では、どんな名前が使われているのだろうか。主人公一家のキム・ナクス、パク・ハジン、キム・スギョムをはじめ、チョン・ソング、ト・ジンウ、イ・ジョンファン、イ・ハンナ、ペク・チョンテなどが登場するという。

主人公のキム・ナクスは山王工業高校の“スッポンディフェンス”「一之倉聡」、その妻パク・ハジンは彦一の姉「相田弥生」、息子のキム・スギョムは翔陽高校の主将兼監督「藤真健司」と名前が一致している。

『THE FIRST SLAM DUNK』韓国版ポスター
(画像=SMGホールディングス)『THE FIRST SLAM DUNK』韓国版ポスター

その他、チョン・ソングは「野辺将広」、ト・ジンウは「堂本五郎」、イ・ジョンファンは「牧紳一」、イ・ハンナは「彩子」、ペク・チョンテは「植草智之」、ホ・テファンは「池上亮二」となっている。

『キム部長の物語』は、ドラマとしてのストーリーに加え、こうした遊び心ある設定も視聴ポイントになりそうだ。

同作は10月25日22時40分、韓国JTBCで初放送される予定だ。

(文=スポーツソウル日本版編集部)

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