タレントとして活躍する日本出身の歌手カンナムが日本国籍を放棄し、国籍を韓国に変えた理由を明かした。
7月21日に放送された韓国SBSのバラエティ番組『ファンタスティック・ファミリーDNAシンガー』(原題)には、カンナムと母クォン・ミョンスクが出演した。
「歌手だけどヒット曲はない」というカンナムは、まず韓国芸能界に足を踏み入れたきっかけはスカウトだったとし、「そのときは本当にカッコ良かった。バラエティをしながら自然と顔が崩れていったようだ。デビュー初期は本当に韓国語ができなかった」と述べた。
続けて「アナウンサー学園に通い、鉛筆をかじりながら毎日練習した」と、隠れた努力を明かした。
日本で生まれ育ったカンナムは最近、韓国帰化試験に合格した。彼は「7月末か8月初旬に登録される。しっかりとした人は早々とできるが、僕が3回も受けてようやく合格した」と振り返った。
またカンナムは韓国国籍になることを決心した理由について、妻であり元スピードスケート韓国代表イ・サンファのためだと明かした。
カンナムは「妻が国家代表で、国を輝かせた方だから、僕が夫としての道理を守りたかった。そして母親も韓国の人なので、自然に帰化を決心するようになった」と話した。
◇カンナム プロフィール
日本名は滑川康男。韓国人の母と日本人の父を持ち、2011年にアイドルグループ「M.I.B」のメンバーとして韓国デビュー。日本国籍でありながらも流暢な韓国語や韓国への愛情を見せ、人気を集めた。2019年10月には元韓国代表のスピードスケート選手イ・サンファと結婚。2人の結婚式では、イ・サンファの生涯のライバルであり、親友でもあった日本の小平奈緒が韓国語で結婚を祝うメッセージを送り話題となった。2021年10月には自身のYouTubeチャンネルで「カンナムが日本国籍を放棄します」という旨の動画を公開。同年12月13日にはインスタグラムを通じて、韓国への帰化試験合格を伝えた。
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