平昌(ピョンチャン)五輪で活躍したスピードスケートの“氷上の女帝”イ・サンファの自信には理由があった。
2月10日に放送されたSBSバラエティー番組『執事父一体』で、イ・サンファはイ・サンユン、イ・スンギ、ヤン・セヒョン、ユク・ソンジェらとともに出演。
零下10度の江原道(カンウォンド)の麟蹄(インジェ)に集まった番組レギュラーたちの前に姿を現したイ・サンファは、登場するなりちょっと綺麗になったという反応を受けて、「少し目をいじりました(笑)。スケートをするとき、前を見なければならないのにまぶたが落ちてしまうので」と、プチ整形したことを告白した。
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近況を聞かれると、「力が通じるまでリンクに立ちたい。今はリハビリ・トレーニングをしている」と語った。
この日、イ・サンファは平昌五輪ビハインドストーリーも公開した。
「昨年のオリンピックの時、日本の小平奈緒選手と熾烈な競争構図が作られてしまって大変だった。私は私なのに、なぜそんな構図を私に押し付け苦しめられるのだろうかと。それで、“私は私だ”と自分だけに集中しました」
負傷に対するもどかしさも打ち明けた。
「ひざと足首の怪我をし、下半身の静脈瘤がひどかった。足が痺れてスピードが感じられないくらいでした。コーナーの加速が楽しくてスピードスケートを始めたのに結局、オリンピック1年前に手術を受けることになって。リハビリする時間がもう少しあれば、良い記録を出せたはずなのに、残念でした」
しかし、イ・サンファは告白した。
「それでも自分に点数を付けるのなら、当然100点です。金メダルは取れませんでしたが、順位内に入って銀メダルを取れたから。 私はそれで満足しています」
絶え間ない比較と強者ゆえのプレッシャーの中でも、自らを守るために「私は私だ」と自分に言い聞かせて戦ったイ・サンファ。“氷上の女帝”の自信は、理由ある自信だった。
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