去る11月26日に開催された韓国のアカデミー賞と呼ばれる第42回青龍(チョンヨン)映画賞で、新人監督賞(パク・チワン)を受賞した映画『ひかり探して』。
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今回解禁となった予告編は、悲壮な表情の刑事ヒョンス(演者:キム・ヘス)と、台風が吹き荒れる夜、絶壁に立ち尽くす少女セジン(演者:ノ・ジョンイ)の姿から始まる。
少女の失踪事件を、遺体の無い自殺として事務処理するために島に向かったヒョンスは、少女を最後に目撃したという聾唖の女(演者:イ・ジョンウン)と出会うことに。
捜査を進めていくにつれ、ヒョンスは自身の境遇と似ているセジンの人生に感情移入するようになり、捜査は思わぬ方向に展開していくこととなる。
『シグナル』『ハイエナ』をはじめ、2022年1月配信のNetflix『未成年裁判』など、多くの作品で主演を務め、韓国のトップ女優として君臨するキム・ヘス。本作では、自らが信じていた人生が壊れてしまった役柄を表現するために、ノーメイクで撮影に挑んだという。疲弊し、やつれた印象に役作りをし、渾身の演技を見せている。
またキム・ヘスと初共演となった名優イ・ジョンウン、期待の若手女優ノ・ジョンイによる、重厚な演技アンサンブルも見逃せない。
監督は、完成に8年もの歳月を費やしたオリジナル脚本で、長編デビューとなった新鋭パク・チワン。第57回百想(ペクサン)芸術大賞では最優秀脚本賞を、第42回青龍映画賞では新人監督賞を立て続けに受賞するなど、今後が期待される女性監督が韓国映画界からまた1人現れた。
映画『ひかり探して』は、2022年1月1 5日より、渋谷・ユーロスペースほかで全国順次公開だ。
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