NewJeansの主張、またも認められず…“事務所なし”の独自活動は不可能に。ソウル高等裁判所が抗告を棄却

2025年06月17日 ニュース #NewJeans

ガールズグループNewJeansが独自活動を禁じた仮処分の決定に対して抗告を行ったが、ソウル高等裁判所がこれを棄却した。

【写真】NewJeansメンバーの入浴ショット

これにより、NewJeansはADORの同意なしに単独で活動することが、事実上不可能な状況となった。

6月17日、ソウル高等裁判所第25-2民事部は、NewJeansのメンバー5人が申し立てた仮処分に対する抗告を棄却する決定を下した。

NewJeansは、2024年11月29日をもってADORとの専属契約が終了したと主張し、独自に芸能活動を行ってきた。

しかしADOR側は、契約は依然として有効であると主張し、メンバー5人を相手に「事務所の地位保全」および「広告契約の締結禁止」などを求める仮処分を申請。ソウル中央地裁はこれを今年3月21日に認め、NewJeansの独自活動は差し止められた。

NewJeans側はこれに異議を申し立てたが、4月16日に棄却され、代理人である法務法人セジョンは即時抗告を行うと発表していた。

3月7日の審問期日に出席したNewJeansメンバー5人
(写真提供=OSEN)3月7日の審問期日に出席したNewJeansメンバー5人

一方で、5月30日には裁判所がADORの申請を認め、NewJeansは、ADORの同意なく活動した場合、違反1回ごとに10億ウォン(約1億円)、メンバー全員での活動であれば1回あたり50億ウォン(約5億円)の賠償金をADORに支払うよう命じられている。

今回の抗告棄却によって、これらの活動制限および賠償リスクを伴う仮処分の効力が事実上確定することとなり、NewJeansはより困難な状況に追い込まれた。

仮処分とは別に、専属契約の有効性をめぐる本訴訟も進行中だ。

6月5日に行われた第2回弁論期日では、裁判所が両者に和解の意思を確認。ADOR側が和解に前向きな姿勢を示した一方で、NewJeans側は「信頼関係はすでに破綻しており、後戻りできない」としてこれを拒否した。

専属契約有効確認訴訟の第3回弁論期日は、7月24日に予定されている。

◇NewJeans プロフィール

2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。

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【画像】「NewJeansメンバーは知能順に脱退する」と見出しを打った韓国テレビ局

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