“元祖妖精”と呼ばれるガールズグループFin.K.L出身の女優ソン・ユリが、詐欺罪で実刑判決を受けた夫をめぐる騒動のなか、通販番組で視聴者の前に姿を現した。
ソン・ユリは4月30日、ある通販チャンネルで自身の名を冠した番組『ソン・ユリエディション』に出演。元プロゴルファーの夫アン・ソンヒョン氏の法廷拘束から約4カ月ぶりにテレビ復帰した。
『ソン・ユリエディション』は、彼女が企画段階から関わったライフスタイル編集ショップ風の番組で、彼女のセンスや人生を反映した構成が注目を集めた。
商品のラインナップのみならず、夫の収監という危機のなか、あえて自ら仕事に復帰したという点が、より大きな関心を呼んでいる。
ソン・ユリは2017年にアン・ソンヒョン氏と結婚し、2022年には双子の女児を出産。その後は『別れもリコールできますか?』などのバラエティ番組でMCとして復帰した以外は、活動は控えめだった。
しかし昨年12月、夫が約23億ウォン(約2億3000万円)相当の詐欺容疑で懲役4年6カ月の実刑判決を受け、法廷でそのまま拘束された。以降、ソン・ユリは特に公式な立場を表明せず、育児に専念していたとされる。
そんななかでの今回の番組出演は、バラエティやドラマではなく、自身の名前を掲げた番組での復帰という形で、誠実さと生活力を前面に打ち出したものと受け止められている。Fin.K.L時代から“妖精“称されてきた変わらぬ美貌も注目されるなか、ソン・ユリの本格的な活動再開がどのような評価を得るのか、注目が集まっている。
(記事提供=OSEN)
◇ソン・ユリ プロフィール
1981年3月3日生まれ。ドイツ・テュービンゲン出身。1998年にアイドルグループFin.K.L(ピンクル)のメンバーとして芸能界デビューし、“歌謡界の妖精”と称され、大人気を博す。2002年のドラマ『バッドガールズ』で女優デビュー。その後もドラマ『ある素敵な日』(2006)、映画『チャ刑事』(2012)などで女優として活動する一方、低所得者層や困難な生活を送る青少年などに向けたボランティア活動を精力的に行っている。
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