仮想通貨上場を代価に数十億ウォン台の手数料を受け取った疑いのある韓国プロゴルファーのアン・ソンヒョンと仮想通貨取引所bithumbホールディングスのイ・サンジュン元代表に、1審で実刑が言い渡された。
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ソウル南部地裁・刑事合議11部(チョン・ドソン部長判事)は12月26日、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反(詐欺)の容疑で、アン・ソンヒョンに懲役4年6カ月を言い渡した。
また、背任収賄などの容疑で裁判にかけられたイ・サンジュン元代表には、懲役2年と追徴金5002万5000ウォン(日本円=約545万円)を言い渡した。
アン・ソンヒョンは2021年、事業家カン・ジョンヒョンからとある仮想通貨をbithumbに上場してほしいという請託とともに、現金30億ウォン(約3億2698万円)、計4億ウォン(約4359万円)相当のブランド時計2点、高級レストランのメンバーシップカードなどを授受し、これをイ・サンジュン元代表に伝達して分け合った疑惑を受けている。
このほか、アン・ソンヒョンは「イ代表が上場請託代金20億ウォンを早くくれと言っている」とし、カン・ジョンヒョンから20億ウォン(約2億1798万円)を別途に騙し取った疑惑もある。
裁判所は、イ・サンジュン元代表とアン・ソンヒョンがブランド時計や高級レストランのメンバーシップカードなど金品を受け取った疑惑を有罪と判断した。
裁判所は「仮想通貨が実際には上場されず、請託結果が実現されなかった」としながらも、「イ・サンジュンと共謀して4億ウォン相当のブランド時計を受け取り、カン・ジョンヒョンを欺いたため、罪質がとても良くない」と指摘した。
一方、現金30億ウォンを授受したという疑惑に対して、裁判所は無罪と判断した。
裁判所は「アン・ソンヒョンがカン・ジョンヒョンから受け取った30億ウォンの内、一部でもイ・サンジュンに伝達したという事実を認める有意義な証拠がない」としつつ、「アン・ソンヒョンとイ・サンジュンが分けて持ったことが確認されるブランド時計2点と、イ・サンジュンが別途に受け取ったレストランのメンバーシップカードなどは有罪だ」と説明した。
なお、アン・ソンヒョンは1981年6月生まれの43歳。2005年にプロゴルファーとして韓国男子ツアーでデビューし、2014~2018年にはゴルフ韓国代表常備軍のコーチを務めた経験がある。
私生活では、2017年5月にガールズグループFin.K.L出身の女優ソン・ユリと結婚。2022年1月に双子が誕生している。
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