24歳で突然この世を去った女優キム・セロンさんに、韓国芸能界から続々と追悼が寄せられている。
キム・セロンさんは2月16日16時54分頃、ソウル城東区(ソンドング)の自宅で亡くなった状態で発見された。24歳だった。
かつて子役として『冬の小鳥』『アジョシ』などの映画で好演するなど、幼い頃から将来を嘱望されてきたキム・セロンさん。そんな彼女の悲報が伝えられると、多くの同僚俳優やファンたちが哀悼の意を表している。
映画『悪女/AKUJO』やドラマ『その恋、断固お断りします』などで知られる女優キム・オクビンは16日、自身のSNSに白い菊の花の写真を投稿し、「謹んで故人の冥福を祈ります」と綴った。
誰を対象にしたのかは具体的に明示しなかったが、同日にキム・セロンさんの訃報が伝えられたことから、彼女への哀悼を示したものとみられる。
ドラマ『サイコだけど大丈夫』の女優ソ・イェジも同日、自身のSNSで特別なコメントなく、菊の花一輪の写真を公開した。ソ・イェジとキム・セロンは以前、ともに芸能事務所ゴールドメダリストに所属した間柄だ。
また、2018年の映画『守護教師』でキム・セロンさんと共演した女優キム・ミンチェは「『守護教師』で娘として出会い、とても幸せだった時間。そこでゆっくり休んでほしい」とし、歌手YELも「とても悲しい。何回か会った姿に義理があって、良い友達として残っていたのに。今日は長い夜になりそうだ」と追悼した。
前所属事務所のゴールドメダリストも、「キム・セロンさんの悲しい知らせに接し、深い哀悼の意を表する。謹んで故人の冥福を祈る」と故人を偲んでいた。
【相談窓口】
一般社団法人日本いのちの電話連盟(電話、メール相談可能)
TEL:0570-783-556=ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで
◇キム・セロン プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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