俳優ヒョンビンが主演を務める新作映画『ハルビン』が韓国で公開初日目から圧倒的な観客動員数を記録し、さらなる大ヒットを予告した。
映画館入場券統合電算網の集計によると、『ハルビン』は公開初日目の12月24日に観客動員数38万1536人を記録した。
これは新型コロナウイルスの感染拡大以降、12月の韓国映画における最高記録であり、2022年12月公開の映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の初日観客動員数35万9787人をも上回った。
それだけでなく、2023年11月公開の『ソウルの春』(初日観客動員数21万9445人)や2024年2月公開の『破墓/パミョ』(初日観客動員数33万6129人)など、直近で観客動員数1000万人以上を記録した韓国映画ヒット作の初日観客動員数を超えた点も印象的だ。
『ハルビン』は歴代屈指の初日観客動員数を記録しただけでなく、前売り率でも圧倒的1位を維持している。
なお、『ハルビン』は映画『インサイダーズ/内部者たち』『麻薬王』『KCIA 南山の部長たち』などをともに手掛けてきたウ・ミンホ監督と制作会社ハイブメディアコープが再び意気投合した作品だ。
同作では1909年を舞台に、一つの目的のためにハルビンへと向かう人々と、これを追う人々の息詰まる追跡を描かれており、『愛の不時着』などで知られるヒョンビンが、日本の初代内閣総理大臣・伊藤博文を殺害したことで日本では「テロリスト」、韓国では「英雄」として知られる主人公・安重根(アン・ジュングン)役を演じる。このほか、伊藤博文役をリリー・フランキーが演じている。
そんな『ハルビン』は、国内で「韓国の観客なら共感・感動できる作品を誕生させた」という評価を受けている。
実際、映画を観覧した人々の反応も熱く、「我々が何とかして守ってきた国だ。力を合わせよう」「胸が熱くなる映画だ。甥に必ず見せたい」「エンディングを何回も観に行きたい」「久しぶりに映画らしい映画を見た」「我々がこの地にいるようにしてくれた彼らに感謝する。最近、映画館で見た映画で最も完成度が高かった」「火を持って前に進まなければならないとき。心臓がドキドキする」など、映画の完成度はもちろんのこと、映画がもたらす感情やカタルシスなど、多様な方面で好評が続いている。
『ハルビン』はこのような口コミと興行の勢いに支えられ、クリスマスから年末年始にかけて、冬の映画業界を盛り上げる“劇場映画らしい韓国映画”の底力を見せてくれるものと期待されている。
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