「お義母さん、行かないで」と泣き叫ぶ声…この世を去ったキム・スミさん、遺族や同僚に最後の別れ

2024年10月28日 話題

韓国の国民的女優キム・スミさんが、遺族や同僚たちに見守られながら、最後の別れを告げた。

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10月27日午前、ソウル城東区(ソンドング)の漢陽(ハニャン)大学病院の葬儀場では、キム・スミさんの出棺が行われた。

同日の出棺式には、実の息子であるの食品会社ナパルコッF&B理事のチョン・ミョンホさんをはじめ、チョン・ミョンホさんの妻で女優のソ・ヒョリム、実の娘であるチョン・ジュリさんなどの遺族と、芸能界の同僚が大勢参加し、最後の別れを告げた。

タレントのユン・ジョンス、チョン・ジュナ、チャン・ドンミン、プロデューサーのムン・テジュらは運柩を務め、女優イ・スク、キム・ナウンなど後輩たちは涙を流してキム・スミさんを見送った。

特に、ソ・ヒョリムは「お義母さん、行かないで」「お義母さん、本当に苦労ばかりして…どうして」と号泣し、多くの人々を悲しませた。ソ・ヒョリムはキム・スミさんと芸能界の先輩後輩として親しく過ごした後、2019年にキム・スミさんの息子チョン・ミョンホさんと結婚した。

キム・スミさんは10月25日午前にこの世を去った。75歳だった。

キム・スミさんは自宅で心配停止が発生し、同日午前8時頃に瑞草区のソウル聖母病院に搬送されたが、再び目を開けることはなかった。警察によると、死因は高血糖によるショックだという。なお、キム・スミさんの埋葬地は龍仁(ヨンイン)のアーナーストーンとなる。

キム・スミ
(写真提供=OSEN)生前のキム・スミさん

今回の悲報が韓国芸能界に衝撃をもたらしている理由は、キム・スミさんが健康上の理由で活動を中断して1カ月後に伝えられたニュースである点と、生前に積極的な活動を繰り広げていたからだ。

キム・スミさんは今年の5月中旬まで、ミュージカル『実家の母』(原題)を通じて釜山(プサン)や大邱(テグ)、ソウルなど韓国全国を回りながら、tvN STORYのバラエティ番組『会長の人々』(原題)にレギュラー出演するなど、活発な活動を展開していた。

特に、tvNの『スミのおかず』(原題)、SBS Plusの『ご飯は食べているかい?』(原題)では、優れた料理の実力を披露。同時に、番組で共演した芸能界の後輩たちに手作りの料理を振舞い、ゲスト出演したJTBCの『一食ください』(原題)でもご飯をおごってもらうのではなく、むしろ自ら準備した食べ物をもてなす方式で登場し、多くの反響を得た。

1949年10月24日生まれのキム・スミさんは1970年に芸能界デビューし、1980~2002年に放送されたMBCの最長寿ドラマ『田園日記』ではイルヨンの母キム・ソダム役を22年間熱演した。当時、キム・スミさんは32歳という若い年齢ながら田舎の祖母の演技を披露し、「国民的女優」「国民の母」と呼ばれるように。以降、ミュージカル『実家の母』でも14年間優れた演技を披露し、「母役の代表的女優」として位置づけられた。

そんなキム・スミさんの悲報に、韓国芸能界はもちろん大衆も衝撃に陥っている。キム・スミさんの葬儀場には、シン・ヒョンジュンを筆頭にユ・ジェソク、チョ・インソン、チェ・ジウ、ヨム・ジョンア、ユ・ドングン、チョン・イナ、ファン・シネ、チェ・ミョンギルが訪れ、キム・スミさんを追慕した。

なお、キム・スミさんの遺作は映画『幽霊警察』(原題)となる予定だ。

キム・スミさんのほかシン・ヒョンジュン、チョン・ジュノらが出演する『幽霊警察』は、偶然にも中途半端な超能力を得ることになった人々が、事件・事故に巻き込まれるドタバタ劇を描いたコメディ映画だ。

2022年5月にクランクインした同作は、2025年初めの公開を予定している。

(記事提供=OSEN)

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