イム・シワンやパク・ヒョンシクら人気俳優とともにボーイズグループ「ZE:A」(帝国の子供たち)のメンバーで活動したキム・テホンが、“タクシー運転手”を務める近況を伝えた。
キム・テホンは11月18日、個人YouTubeチャンネル「ネクスト・テホン」で「ZE:A・テホン、初の酔客にメンタル崩壊…なぜ突然タメ口を?平和だった夜間運行…5時間で赤いランプをつけて走った衝撃的な理由」と題した動画を投稿した。
約12分程度の動画には、キム・テホンがタクシー運転手として勤務する様子が映し出されていた。キム・テホンは乗客にエアコンの温度やライトの明るさを尋ねるなど、親切な対応で温かい雰囲気を醸し出した。なかには中国人などの海外観光客が乗車する場面もあり、キム・テホンを認識した客もいた。
キム・テホンは自身に気付いていくれた客に「今日初めて聞いてくれた」と喜び、「自分から声をかけるのは失礼ではないか」と丁寧に会話を交わした。また「グァンヒは今忙しい。パク・ヒョンシクもそうだが、上手くいっている友達が多い」とZE:Aのメンバーに言及しつつ、「その次が自分だろう」と意欲的な姿を見せて社内を和ませた。
動画の終盤では酔っ払い客2人が乗車し、視聴者のひんしゅくを買う場面もあった。彼らは「とりあえず出発しろ」とタメ口を使ったかと思えば、同行者の家を経由地に設定して向かう途中に突然目的地を変更するなどし、キム・テホンの運転を混乱させていた。
それでも無事に目的地まで乗客を送り届けたキム・テホンは、「少しお酒を飲み過ぎた方々が乗られたので、心が少し痛かった。それも良くなっていく過程なので、今日はよくやっている」と照れくさそうに笑った。
前日の午後6時30分頃から運行を始めたキム・テホンは、翌日午前1時20分頃に運行を終えた。約7時間の間にキム・テホンが運行した走行距離は105kmだった。走行中には誤って「緊急」ボタンを押してタクシーのランプが点灯し、サイレンが鳴らしてしまうトラブルもあったが、無事にこの日の営業を終えた。
キム・テホンは1989年6月18日生まれの36歳。2010年1月にZE:Aのメンバーとしてデビューし、グループではメインラッパーを担当。『イカゲーム』などで知られるイム・シワン、『埋もれた心』などで知られるパク・ヒョンシクなど今をときめく人気俳優らとともに活動した。
その後、2017年9月にZE:A時代から所属した芸能事務所を離れて以降は経済的に厳しい状況が続き、アルバイトをはじめ、様々な仕事で生計を立てていることを告白。これまで配達員や中華料理店、工事現場など多彩な職種を経験したことが伝えられていた。
(記事提供=OSEN)
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