ソン・ジュンギの初めてのカンヌ国際映画祭進出作である『ファラン』(原題)のフランス行事の後ろ姿が捉えられた。
6月2日、第76回カンヌ国際映画祭に参加した監督と俳優たちのフランスでのビハインドスチールカットを公開した。
映画『ファラン』は、地獄のような現実から抜け出したい少年ヨンギュ(演者ホン・サビン)と、組織の中間ボスのチゴン(演者ソン・ジュンギ)が、危険な世界で繰り広げる物語を描いたノワール作品だ。
公開されたビハインドスチールカットでは、まずカンヌの街を自由に駆け回るホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ、チョン・ジェグァンの姿が初公開され目を引く。澄んだ空と異国的な風景を背景に『ファラン』の団体Tシャツをお揃いで着た俳優たちの姿からは暖かいチームワークを垣間見ることができ、映画の中で発散されるシナジー効果への期待も高める。
続けて、ドビュッシー劇場(Salle Debussy)で開催されたワールドプレミアに入場する前に俳優たちが集まったファンを迎えるスチールでは、『ファラン』に向けた世界各地の高い関心を実感させる。
カンヌ国際映画祭の夜を華やかに染めたレッドカーペットの様子もあった。洗練されたタキシードと魅惑的なブラックドレスを着て、レッドカーペットを踏むホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ、キム・チャンフン監督からはただならぬオーラが放たれている。
新鋭俳優ホン・サビンは「素敵なところに行くことができて本当に光栄だった。多くの方々が助けてくださったおかげだ。公開までまた熱心に準備する。感謝している」とし、生涯初のカンヌ国際映画祭に入城した感想を伝えた。
今まで見たことのない新しい姿で全世界の観客を驚かせたソン・ジュンギもやはり「カンヌでのすべての瞬間は長く記憶したい貴重な経験だった。映画『ファラン』を歓迎し、一緒に楽しんでくださったすべての方々に心から感謝する。新しいエネルギーを得られる時間だった。早く観客の方々に会えたら嬉しい。『ファラン』を楽しみにしてほしい」と喜びをあらわにした。
新人らしくない成熟した演技で深い印象を与えたヨンギュの妹ハヤン役のBIBI(本名キム・ヒョンソ)は「とても楽しかったし、カンヌ国際映画祭に参加してくださった皆さんに感謝を伝えたい。光栄だった。記念品を見ながら、いつまでもこの瞬間を記憶して自慢する」と特別な感想を伝えている。
このようにカンヌ国際映画祭ワールドプレミアでの初公開以後、全世界から注目されている『ファラン』は強烈なKノワール作品の誕生を予告し期待感を高めている。映画は今年韓国で公開予定だ。
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