韓国映画界が日本アニメの天下となった。
映画『THE FIRST SLAM DUNK』(『スラムダンク』)が観客動員数400万人を突破して長期的なヒットに突入したなかで、新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』が100万人まで秒読みに入った。
3月13日、韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークによると、3月8日に公開された『すずめの戸締まり』が週末3日間(3月10~12日)に69万4250人の観客を動員してボックスオフィス1位に上がった。
これで『すずめの戸締まり』累計観客動員数は97万2490人となり、リアルタイム前売り率も33.4%に達していることから、今日中に100万人突破が確実視されている。
これは、『すずめの戸締まり』に先立って突風を起こした『スラムダンク』の初週末スコア30万9315人を大きく超える数字だ。
『すずめの戸締まり』は、女子高生・鈴芽が椅子に変わった青年・草太と共に災難を防ぐために“扉”を閉める旅程を描いた作品だ。
2011年の東日本大震災をモチーフにした同作品は、災害の前で無力な人間に勇気と希望を伝え、日本国内で1000万人を動員。2002年に金熊賞を受賞した『千と千尋の神隠し』以来、21年ぶりに第73回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に招待された。
ボックスオフィス2位は、イ・ソンミン、チョ・ジヌンの主演映画『対外秘』(原題)で、累計観客動員数68万8468人だ。
また『スラムダンク』は400万6845人の累計観客動員数を記録し、ボックスオフィス3位に上がった。『スラムダンク』のこの成績は、韓国で公開された日本映画の最高記録でもある。
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