新海誠監督が韓国を訪れた。
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映画『君の名は。』を通じて韓国でも興行旋風を巻き起こした新海誠監督が来韓した。
『君の名は。』は、韓国で上映された歴代日本アニメ興行1位作品であると同時に、国内でも371万人の観客動員に成功し、たくさんの愛を受けたが、新海監督は2017年に続いて新作『天気の子』とともに韓国を訪れた。
新海監督は、韓国のファンやメディアとの出会いを希望し、帰国日程を1日延期して記者会見を開いた。その席で新海監督は全世界ツアーの中で韓国を最も訪問したかったという意思を明らかにし、愛情を表した。
10月30日午後、ソウルのロッテシネマワールドタワーで行われた記者会見に出席した新海監督は「こんにちは。ありがとうございます」という挨拶を韓国語で伝えた。
彼は「公開日が延期され、韓国に行けなくなるのではないかと不安でもあったが、行けるようになって幸いだ」「『君の名は。』で韓国に来たとき、3年後に新作を持って訪れたいとしたが、約束を守ることができて安心する」と感想を述べた。
さらに、「15年前に初めて劇場版長編作品を作ったが、韓国の観客の方々が“これが映画だ”と初めて認めてくれた。毎回映画を作るたびに韓国を訪れ、思い出を作るようになった。ずっと側に韓国の方々がいらっしゃるという感じを持っていて、それで韓国にぜひ来たかった」と特別な愛情を伝えた。
新海監督は新作の題材を天気にしたことについて、「気候がかなり変わったということを実感した。日本ではここ数年で気候がかなり変わったということを実感できることが多かった。おかしくなる世の中を生きる少年と少女の姿を描きたかったし、モチーフにしたのが天気だ」と説明した。
『君の名は。』の興行的成功によってプレッシャーもあったはすだが、新海監督は「なかった」と語り、「私がやっていることは映画をヒットさせるのではなく、観客が面白いと思う映画を作ることだ」と答えた。
また「徐々に大きな映画を作るようになり、できることも多くなった。ずっと昔から私が憧れてきたアニメーション映画を今では自分も作れるようになったという、かすかな自信がある。10代の頃に宮崎駿監督の作品を見て楽しさと癒しを受けた。今を生きる10代にも楽しさを提供したいし、同時に癒しや慰めを与えたいという気持ちもある」と付け加えた。
『天気の子』は、映画『君の名は。』を通じて世界的にシンドロームを起こした新海誠監督の新作で、都会に来た家出少年が空を清める少女と運命のように出会い繰り広げられる、美しく神秘的な秘密の物語を盛り込んだ作品だ。韓国では10月30日に封切られ、上映中だ。
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