韓国の人気大食いユーチューバー、ダイエット効果のある薬の違法投薬の疑いで立件…懲役5年の危機

2025年12月20日 ニュース

大食いユーチューバー「小食の太陽」(Haetnim the Short Mouth)が、「注射おばさん」と呼ばれる無免許の点滴師に向精神薬を違法で処方された疑惑で立件され、司法リスクが現実化している。

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去る12月19日、麻浦(マポ)警察署によると、「小食の太陽」とマネージャーに対して、医療法および麻薬類管理法違反の疑いの告発状が受理され、警察は麻薬犯罪捜査チームを送り、本格的な捜査に着手した。

今回の事件の核心的な争点は、「小食の太陽」が処方されたと明かされたフェンテルミンだ。フェンテルミンは、食欲を抑制する薬として知られており、誤用・乱用時に幻覚と強い依存性を誘発し、麻薬類管理法によって厳しく統制されている向精神薬だ。

「小食の太陽」側は、処方者を医師と誤認したと釈明したが、医療機関ではなく自宅にて往診という形式で薬物を受領した点が、容疑が加わる要因として指摘されている。

法曹界の関係者は、今回の事案が単なる罰金刑に留まらない可能性を示している。麻薬類管理法上、向精神薬を違法に扱ったり投薬したりした場合、法定刑は5年以下の懲役または5000万ウォン(約530万円)以下の罰金に当たる。

小食の太陽
(写真=Instagram)「小食の太陽」

ある刑事事件専門弁護士は、「無免許の者から麻薬類を提供され、許可されていない場所で投薬した行為は、罪質が非常に悪く評価される」として、「特に有名人の場合、社会的波及力を考慮して、裁判所は厳格な基準を適用する傾向にある」と説明した。

捜査や裁判の日程も具体化している。通常の麻薬類事件の手続きに従えば、警察は今後1~2カ月の間、被疑者召還調査と国立科学捜査研究院の精密鑑定を行うことになる。

疑惑が立証され、検察に送致される場合、早ければ2026年初めに起訴され、上半期内に1審が行われる見通しだ。特に、「未必の故意(違法であることをわかりえたにも関わらず、それを容認する意思)」が認められる場合、実刑宣告の可能性も排除できない。

なお、今回の事件はコメディエンヌのパク・ナレと元マネージャーの対立によって明らかになった違法医療行為を行う「注射おばさん」イ氏への捜査が拡大し、浮き彫りになった。

「小食の太陽」は議論の直後、tvN『驚きの土曜日』など、出演中のすべての番組を降板し、自粛期間に入ったが、「知らなかった」という釈明とは異なり麻薬類投薬の情況が具体化され、非難する世論は一層高まっている。

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