韓国で“独島(竹島の韓国呼称)の守護神”と呼ばれる歌手キム・ジャンフンが、京都国際高校の甲子園優勝を祝福する日本公演を控えるなか、“試験来日”した近況を明かした。
10月6日、韓国で放送されたJTBCの報道番組『ニュースルーム』には、キム・ジャンフンが出演した。
毎月家賃を支払う生活を続けているにもかかわらず、200億ウォン(日本円=約22億302万円)以上を寄付するなどの“善行”で知られるキム・ジャンフン。
このことについて本人は「釈明を一つしたい。私は小商工人のような“小商工人歌手”だ」とし、「家賃が滞るという記事が出た。新型コロナウイルス感染症以降、講演費が2カ月後に振り込まれるようになったため、お金(家賃)を数カ月に1回ずつ渡すことになった。幸いにもオーナーが良い方で理解して下さる」と、自身の生活苦に対する噂の釈明をした。
そんなキム・ジャンフンは来る12月17日、日本の京都府にある京都国際高校で、同校野球部の「第106回全国高等学校野球選手権大会」優勝を祝福する公演を開催する予定だ。
これについてキム・ジャンフンは「12月の史上初の日本公演に期待している」とし、「京都国際高校での公演が持つ意味は格別だ」と話した。
同氏は京都国際高校の甲子園優勝について「私の一生において、スポーツの歴史で最も衝撃的で感動的だった」とし、「子どもたちのために祝福の公演をしたいという考えが浮かんだ」と、公演開催の経緯を説明した。
また、「最初は子どもたちのための小規模な公園で考えていたが、徐々に事が大きくなり、大きな公演会場を借りることになった。日本に住む僑民を招待したいし、京都だけでなく他地域にいる民族学校の学生たちもともにできるよう準備している」と計画を明かした。
キム・ジャンフンは2000年代中盤から“独島守護”活動を展開しており、自身の本籍地を独島に移すほどの熱狂的な「独島の守護神」として知られている。
そのため、日本入国の際には周囲から心配の声もあったというが、「過去に(日本に)入国できるかどうか3回ほど試してみたが、何事もなく日本に行くことができた。“なぜ簡単に入国できるんだ”と思ったほどだ。(日本では)寿司やうどんを食べた。(入国は)問題ないだろう」と、日本での活動に大きな問題がないことを強調した。
そのうえで、京都国際高校での公演に向けて「私にとっても子どもたちにとっても、美しい思い出になりそうだ」と期待感を表していた。
(記事提供=OSEN)
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