夏の甲子園でベスト4に進出した京都国際高校の校歌の“日本語訳”をめぐり、「韓国広報専門家」を自称する韓国の男性教授が憤りを見せている。
誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は8月21日、SNSなどを通じて、京都国際高校の校歌について言及した。
京都国際が準々決勝で勝利した後、韓国語の校歌を歌う姿がNHKを通じて日本全国に生中継されたことを伝えたソ教授は、「NHKの日本語字幕では、固有名詞の“東海(トンヘ)”が“東の海”に変えられて放送され、“韓国の学び舎”という歌詞も“韓日の学び舎”と、本来の意味とは違って送出された」と指摘。
さらには「甲子園では韓国語の校歌が放送されるたびに、日本の極右勢力がインターネットとSNSに嫌韓の投稿を継続的に乗せ、議論を作っている」とし、「これに対してNHKに抗議メールを送り、固有名詞の“東海”を“東の海”と表記したのはNHKの明確な誤りだと指摘した」と明らかにした。
そして、「21日に行われる準決勝では、必ず正しく表記してほしい」と強調していた。
なお、京都国際は今回の第106回全国高校野球選手権大会で、1回戦で札幌日大高校、2回戦で新潟産業大付属高校、3回戦で西日本短大付属高校、そして準々決勝で智弁学園高校に勝利し、3年ぶりに準決勝まで進出した。
現在行われている準決勝では青森山田高校と対戦しているが、仮に勝利すれば同校史上初の決勝進出となる。
京都国際出身のプロ野球選手では、元LGツインズの荒木治丞(ファンモク・チスン/39)、元広島東洋カープ、ハンファ・イーグルス、斗山ベアーズの申成鉉(シン・ソンヒョン/33)、元LGツインズのチョン・ギュシク(34)などがいる。
前へ
次へ