世界的スターの“旭日旗使用”騒動が度々勃発するなか、今度はイギリスの女性歌手アデルがドイツ公演中に旭日旗を登場させ、韓国ファンの怒りを買っている。
アデルは現在、8月2日(現地時間)からドイツ・ミュンヘンで大規模な単独コンサートを開催している。
計10回にわたって行われる今回のコンサートは、本公演のために特別に建てられたステージで、約74万人の観客を動員する予定だ。
ところが、公演初日にアデルのヒット曲『Rumor has it』のステージで、超大型野外スクリーンに“旭日旗”が登場したことが明らかになり、韓国ファンが怒りを表している。
ステージが始まって以降、超大型LEDスクリーンに旭日旗の模様が何度も露出されたのだ。
同映像はネット上で大きく拡散され、韓国ファンは大きな失望を吐き出した。何より、第二次世界大戦の戦犯国ドイツで日本の帝国主義を象徴する旭日旗が使われだけに、さらに批判を受けている。
アデルのほか、これまで多くのスターが旭日旗を使用し、ファンから激しい非難を受けたことがある。
例えば、韓国国内にも多くのファンを保有する米ロックバンドのマルーン5は、2022年の韓国公演を控えてワールドツアーのポスターに旭日旗模様を入れて物議を醸した。
韓国ファンの熱い怒りが続くと、マルーン5側はポスターから旭日旗の模様を削除したが、謝罪はなかった。
マルーン5は過去にも、2012年に発表した『One More Night』のミュージックビデオでも旭日旗のイメージを露出させ、騒動になった経緯がある。
また、英ロックバンドのレッド・ツェッペリンも去る2021年、ホームページ上で1971年の初来日公演から50周年を記念するTシャツを販売する過程で、ページの背景画面とTシャツのデザインに旭日旗の模様を使用し、非難を受けた。
さらには、カナダの歌手ジャスティン・ビーバーも2021年、日本でテレビ朝日の音楽番組『ミュージックステーション』に出演し、新曲『Anyone』を披露した際、旭日旗模様のダウンジャケットを着用して登場し、大きな騒動になった。
英シンガーソングライターのエド・シーランは自身のSNSに公開した映像で旭日旗デザインを使用し、韓国ファンの抗議を呼び起こした。
同じく栄シンガーソングライターのアン・マリーも2020年、英テレビ番組『Saturday Night Takeaway』に出演した際、旭日旗が描かれたカチューシャを着用したホストとともにステージを披露した。
韓国ファンがこれに対して指摘すると、アン・マリーは「昨夜、英テレビ番組に出演した私の姿に傷ついたすべての方々に心より謝罪する」とし、「私は特定の形の衣装とは何の関係もないということを知ってほしい。残念ながら私はこれと関連した歴史教育を受けられなかった。多くの方々に苦痛を与えて本当に申し訳ない。二度とこのようなミスはしないと約束する」と謝罪した。
(記事提供=OSEN)
■【写真】TWICEメンバー、“ナチスTシャツ”を着て大炎上
前へ
次へ