“夏の甲子園”で初優勝を果たした京都国際高校が韓国でも大きな注目を集めている。
通信社『聯合ニュース』をはじめ、『東亜日報』『JTBC』『SBS』『京畿日報』『国民日報』『韓国経済』『メイル経済』などなど、様々なメディアが速報を出した。
韓国を代表するメディアが日本の甲子園の結果を速報で報じるのは、極めて異例だ。
韓国の三大紙のひとつ、『中央日報』は「韓国系、京都国際高校、日本の甲子園で初優勝…決勝で2-1の勝利」と速報で報じた。
その記事は「在日韓国人が設立し運営している京都国際高校が、23日に日本最高権威の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)決勝で勝利した。1999年の創立以来、初の甲子園大会優勝を果たした」と始まり、「京都国際高校の優勝により、夏の甲子園決勝戦で史上初めて韓国語の校歌が響き渡った」と伝えた。
同じく『朝鮮日報』は「韓国系、京都国際高校、“夢の舞台”甲子園の頂点に立つ…史上初優勝」と速報の見出しを打ち、試合結果を報じるとともに「京都市東山区にある京都国際高校は、1947年に在日韓国人たちが自発的に資金を集めて設立した京都朝鮮中学校を起源としている」と学校を紹介。
「1999年に創部された野球部が名門へと成長し、最近ではK-POPなど韓国文化に興味を持つ学生の志願も増加しており、現在は全校生徒約160人のうち半数以上が日本人だ」と報じた。
いずれにしても日本だけでなく、韓国でも大きなイシューとなっている京都国際高校。甲子園球場100周年を記念する大会の余韻は、長く残りそうだ。
前へ
次へ