今回も歪曲は続くのか。スポーツ精神が汚染されている。
在日韓国人向けの民族学校を前身とする京都国際高校が、「夏の甲子園」こと全国高校野球選手権大会で史上初の決勝に進出した。決勝は本日(8月23日)行われ、東東京代表の関東第一高校と対戦する。
京都国際は、決勝で再び“韓国語の校歌”を鳴り響かせようとしている。
ところが、これまでの5試合で、甲子園の中継を担当するNHKは京都国際の校歌を誤訳した。
京都国際高の校歌は以下の通りだ。
東海(トンヘパダ)を渡りし大和の地は
偉大な祖先 古の夢の場所
朝な夕なに体と徳を磨く
我らのふるさと 韓国の学び舎
NHKは放送画面で韓国語の歌詞とともに日本語訳を併記した。ところが、一部の内容が“誤訳”騒動に包まれた。
学生たちが歌った「東海(トンヘパダ)」は「東の海」に翻訳し、「韓国の学び舎」は「韓日の学び舎」に変わっていた。
NHKは歌詞の内容による反発を予想したらしく、放送画面に「日本語訳は学校提供のもの」という字幕を付けた。
だが、「東海」は固有名詞であるため、「東の海」は誤って表記されたものだ。特に、「“韓国”の学び舎」は最初から「“韓日”の学院」と、単語自体が変わった。日本国内で敏感に反応されるであろう歌詞を、予め“手入れ”したというわけだ。
すると、韓国では直ちに日本語訳の歪曲に対する議論が起こった。一方、日本の極右勢力も、韓国語の校歌が流れるたびに、嫌韓の投稿で神経を逆なでした。
一部では、現在は京都国際に通う生徒の大半が日本国籍であるため、彼らを配慮するために歌詞内で「韓国」を「韓日」に変えたという話も聞こえる。
しかし、誤訳は明白な錯誤であり間違いだ。決勝では正しく直されなければならない。そうしてこそ、スポーツマンシップ、フェアプレーを核心価値とするスポーツの意味も際立つ。
その延長線で、京都国際が優勝することを期待したい。決勝進出そのものもとてつもない快挙だが、甲子園の頂点に立ち、校歌を“4番”まで歌ってもらいたい。
京都国際の校歌の4番には、「力強く立ち上がれ、大韓の子孫」という一節がある。
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