韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、夏の甲子園で決勝進出を果たした京都国際高校に激励のメッセージを伝えた。
尹大統領は8月22日、自身のSNSを通じて、「夏の甲子園」こと全国高校野球選手権大会で史上初めて決勝に進出した京都国際に言及した。
尹大統領は「“夢の舞台”と呼ばれる甲子園に京都国際高校が初めて決勝に進出しました」と書き出すと、「ユニホームが汚れるまで渾身の力を尽くしてプレーした選手の皆さんの闘志と情熱に大きな拍手を送ります」とし、京都国際の選手を称えた。
また、「私も1983年、父が一橋大学で交換教授を務めた際、夏を日本で過ごしましたが、甲子園の熱気を今も鮮明に覚えています」と過去の記憶を振り返り、「これだけ大きな大会に、学生数が159人しかいない京都国際高校が決勝に進出したのは本当に素晴らしいことです。皆さんを心から誇りに思います」と、改めて快挙への喜びを明かした。
そして、「皆さんの夏はこれからが始まりです。野球を通じて、在日同胞社会と韓国国民に大きな喜びをもたらしてくれた京都国際高校野球部と学生の皆さんを精一杯応援します」と、決勝に挑む京都国際にエールを送っていた。
在日韓国人向けの民族学校を前身とする京都国際。同校は23日10時に行われる第106回全国高校野球選手権大会の決勝で、東東京代表の関東第一高校と対戦する。
以下、尹錫悦大統領の投稿全文(原文ママ)。
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「夢の舞台」と呼ばれる日本の全国高校野球選手権大会、甲子園に韓国系の京都国際高校が初めて決勝に進出しました。
ユニホームが汚れるまで渾身の力を尽くしてプレーした選手の皆さんの闘志と情熱に大きな拍手を送ります。
甲子園は日本の高校野球で最も権威のある大会で、毎年4000校近いチームが出場しています。
私も1983年、父が一橋大学で交換教授を務めた際、夏を日本で過ごしましたが、甲子園の熱気を今も鮮明に覚えています。
これだけ大きな大会に、学生数が159人しかいない韓国系の京都国際高校が決勝に進出したのは本当に素晴らしいことです。皆さんを心から誇りに思います。
皆さんの夏はこれからが始まりです。野球を通じて、在日同胞社会と韓国国民に大きな喜びをもたらしてくれた京都国際高校野球部と学生の皆さんを精一杯応援します。
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