20年以上も母国に戻ることが出来ない韓国歌手スティーブ・ユ(本名ユ・スンジュン)が心境を吐露した。
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スティーブ・ユは10月1日、自身のSNSを更新し、「あの時はどうして知らなかったんだろう。ごめん、私はあまりにも足りない。このように長い歳月が過ぎたのに、私が皆さんを忘れられないことを見ると、私が皆さんを愛したことよりも私が皆さんから貰った愛がはるかに大きいからだと思う」と切り出した。
続いて、「誰かは、“なぜそんなに韓国を忘れられないのか?”と聞いてくる。恋しくて愛しているからだというと、また誤解されるのでしょうか。皆さんの心を痛めさせて本当に申し訳ない」と述べている。
そして、「私が足りなく、このようにたくさんの時間が流れた。振り返れば当たり前のことは一つとしてなかった思い出たち。過去も今日も明日も、すべてが恩恵だった」と説明した。
それとともに、「今日はなんだかすごく涙が出ますね。心が痛くて流れる涙ではなく、感謝で涙が出ます。ありがとう。愛しています」と付け加えた。
なお、スティーブ・ユは1997年に1stアルバム『West Side』でデビュー。その後、2002年に韓国国籍を放棄してアメリカの市民権を取得し、兵役免除を受けたのだが、“兵役逃れ”の議論が勃発。これにより、韓国への入国が禁止となった。
2015年にLA総領事館に在外同胞ビザを申請したが拒否され、ビザ発給拒否の取り消し訴訟では勝訴したが、依然として韓国入りは阻まれた状態だ。
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