ダブルヘッダーの影響が大きかったのだろうか。U-18韓国代表が宿敵・日本との直接対決で完敗を喫した。
イ・ヨンボク監督率いるU-18野球韓国代表は9月7日、台湾・台北の天母野球場で行われたU-18ベースボールワールドカップのスーパーラウンド第1戦で日本に1-7で完敗した。
韓国は前日の6日に行われたプエルトリコとの1次リーグ最終戦が雨天で途中中断となり、7日午前にサスペンデッドゲームを戦わなければならなかった。結局、韓国は8-1で勝利して4勝1敗を記録し、台湾に次ぐA組2位でスーパーラウンド進出を果たした。
実質、韓国は7日午後にダブルヘッダーでスーパーラウンド初戦を迎えた。相手はB組を4勝1敗の2位で通過した宿敵・日本だ。
しかし、ダブルヘッダーの影響を克服できず、守備ではミスと暴投が乱発。打線も無気力に沈黙し、大差での敗戦となった。
韓国は2回裏、失策などが絡んで一挙3点の先制を許した。
先頭打者の森田大翔が振り逃げで出塁すると、中山優月はスリーバント失敗で1アウトを加えたが、後続の丸田湊斗の内野安打を許して一死一、二塁のピンチに。その後、知花慎之助の打席の間に暴投で二、三塁とされると、知花に走者一掃の適時三塁打を浴びて2失点。尾形樹人の二ゴロの間にもう1点追加され、0-3とされた。
韓国打線はチャンスをつかめなかった。”ボーンヘッド”もあった。3回一死走者なしからイ・サンジュンが中前安打で出塁したが、後続のヨン・ジュンウォンが二飛で打ち取られると、一塁走者のイ・サンジュンが帰塁できずにダブルプレーとなった。
5回にも二死走者なしからチョ・ヒョンミンの中前安打、イ・ユルイェの死球で一、二塁のチャンスを掴んだが、イ・サンジュンが中飛で退き、またしても得点に失敗した。
それでも、6回に訪れたチャンスは逃さなかった。
一死走者なしからイ・チュンホンが右前安打で出塁、チョン・アンソクの送りバントで二死二塁とすると、ヨ・ドンゴンの左前安打で一死一、三塁に。そして、4番打者パク・ジファンの左前適時打で1点を挽回した。
しかし、続く二死一、二塁のチャンスでイ・スンミンの代打で登場したキム・テヒョンが三ゴロで退き、追撃に失敗した。
韓国が1点を返した6回裏には、先発投手ペ・チャンスンが先頭打者の山田脩也に本塁打を打たれ、1-4と点差を広げられた。結局、ペ・チャンスンは直後に降板し、5回4被安打、7奪三振、4失点を記録してベンチに退いた。
ただ、2番手のチョン・ミルは緒方漣に中前安打を許すと、森田の送りバントで一死二塁に。冒頭や中山への四球もあり、一死一、三塁の危機に追い込まれた。
以降、丸田を投ゴロに誘導する間に三塁走者を刺したが二死二、三塁とし、知花に2点適時打を許した。この時点で1-6と点差がさらに広がった。
その後、暴投が相次いで二死三塁と再びピンチを招き、尾形に適時打を打たれてまたも失点した。6回だけで一挙4失点し、スコアは1-7まで広がった。チョン・ミルは1回を投げて3被安打、1四球、3失点を記録した。
結局、7回表の最後の攻撃でもどんでん返しはなかった。イ・ユルイェの四球、イ・サンジュンの中前安打で一死一、二塁のチャンスを掴んだが、後続が倒れ追い上げとはならなかった。
スーパーラウンド1敗を喫した韓国は本日(8日)、アメリカとの第2戦を戦う。
(記事提供=OSEN)
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