Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、9月1~3日に行われたKリーグ1(1部)第29節、2~3日に行われたKリーグ2(2部)第30節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
Kリーグ1第29節のMVPは、水原(スウォン)FCのブラジル人FWウーゴ・ゴメス(28)だ。
ウーゴ・ゴメスは9月1日、大田(テジョン)ワールドカップ競技場で行われた大田ハナシチズン戦で先発出場し、空中戦の競り合いや1対1などさまざまな場面で積極的な守備を見せ、チームの1-0の無失点勝利に決定的な役割を果たした。
また、ウーゴ・ゴメスは夏に加入したばかりの外国籍選手であるにもかかわらず、試合を通じてチームメイトを激励し続け、DFラインでリーダーシップを発揮する印象的な姿を見せた。
ベストマッチは3日、蔚山文殊(ウルサン・ムンス)サッカー競技場で行われた蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)対光州(クァンジュ)FCの試合だ。
光州はこの日、組織力を武器にリーグ首位の蔚山を苦しめ、イ・ゴンヒ(25)とジョージア代表FWベカ・ミケルタゼ(25)のゴールで2-0と勝利した。
同日の勝利で8年ぶりに蔚山を破った光州は、ベストチームにも選ばれた。
なお、ベストイレブンには仁川(インチョン)ユナイテッドにアウェイで2-0で勝利した浦項(ポハン)スティーラーズから、元韓国代表MFキム・スンデ(32)、ブラジル人MFオーベルダン(28)、オーストラリア人DFアレックス・グラント(29)が選ばれた。
浦項は今月からスタートするAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で昨季ACL王者・浦和レッズらと同じグループJに入っている。
Kリーグ2第30節のMVPは金浦(キムポ)FCのブラジル人FWジュニーニョ(25)だ。
ジュニーニョは3日、金浦ソルトサッカー場で行われたソウルイーランドFC戦で2ゴールを決め、チームを2-1の逆転勝利に導いた。
金浦は前半2分にソウルイーランドの先制ゴールを許したが、同8分にジュニーニョが同点弾を決めると、後半終了直前にジュニーニョが再び得点し、劇的な逆転勝利に成功した。熾烈を極めた両チームの試合はベストマッチにも選ばれた。
ベストチームは釜山(プサン)アイパークだ。
釜山は3日、安養(アニャン)総合運動場で行われたFC安養(アニャン)戦で1-0と勝利し、Kリーグ2の首位に立った。
Kリーグ1、Kリーグ2のベストイレブンは次の通り。
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―Kリーグ1
FW:スタニスラフ・イリュチェンコ(FCソウル)、ベカ・ミケルタゼ(光州FC)
MF:イ・スンウ(水原FC)、セシーニャ(大邱FC)、オーベルダン(浦項スティーラーズ)、キム・スンデ(浦項スティーラーズ)
DF:イ・スンミン(光州FC)、アレックス・グラント(浦項スティーラーズ)、ウーゴ・ゴメス(水原FC)、パク・スイル(FCソウル)
GK:チェ・チョルウォン(FCソウル)
―Kリーグ2
FW:ジュニーニョ(金浦FC)、アン・ジェジュン(富川FC 1995)、ソン・ホヨン(釜山アイパーク)
MF:イム・ミンヒョク(釜山アイパーク)、ノ・ギョンホ(安山グリナース)、高橋一輝(富川FC 1995)
DF:キム・ソンホ(富川FC 1995)、イ・ハンド(釜山アイパーク)、ニルソン(富川FC 1995)、チェ・ジュン(釜山アイパーク)
GK:イ・ボムス(富川FC 1995)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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