浦項(ポハン)スティーラーズのブラジル人FWゼカ(26)が、韓国Kリーグ1(1部)第27節のMVPに選ばれた。
ゼカは8月20日、浦項スティールヤードで行われた大田(テジョン)ハナシチズン戦で2ゴールを決め、チームを4-3の勝利に導いた。
ゼカは前半41分、ブラジル人DFヴァンデルソン(34)が左サイドで上げたクロスからヘディングシュートを放ち、先制ゴールを決めると、後半6分にはMFキム・スンデ(32)が右サイドから上げたクロスに再び頭で合わせ、2点目を決めた。
この日の試合は、ゼカの2ゴールとキム・スンデのゴールで浦項が先に3点リードを奪ったが、後半35分以降、大田のブラジル人FWチアゴ(29)がハットトリックを決め、すぐに3-3の同点となった。
それでも、浦項は途中出場のFWホン・ユンサン(21)が終了直前に劇的な決勝ゴールを決め、最終的に4-3の勝利を収めた。両チームの試合はベストマッチに選ばれた。
なお、浦項は来る9月から始まるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で浦和レッズと同じグループJに入った。今節のMVPに輝いたゼカは、大邱(テグ)FCに所属した昨季にACLグループステージで浦和相手にゴールを決めていた。ゼカは今季リーグ戦で27試合7ゴール6アシストを記録している。
ベストチームは水原(スウォン)FCだ。水原FCは19日、江陵(カンヌン)総合運動場で行われた江原(カンウォン)FC戦で、FWイ・スンウ(25)とMFユン・ビッカラム(33)のゴールで2-1の勝利を収めた。
ちなみに、Kリーグ1第27節のベストイレブンには、元清水エスパルスのDFイ・キジェ(32)、元サガン鳥栖、鹿島アントラーズのDFチョン・スンヒョン(29)らも選ばれていた。
Kリーグ2第27節のMVPは、全南(チョンナム)ドラゴンズのFWハ・ナム(24)だ。
ハ・ナムは20日、光陽(クァンヤン)サッカー専用球場で行われた金泉尚武(キムチョン・サンム)戦で2ゴールを決め、チームを2-1の勝利に導いた。
全南は同日、Kリーグ2首位の金泉相手に白星を挙げ、ベストチームにも選ばれた。
ベストマッチは、21日に炭川(タンチョン)総合運動場で行われた城南(ソンナム)FC対富川(プチョン)FC 1995の試合だ。試合は城南のフランス人FWクリスティ・マンジンガ(28)とFWチョ・ソンウク(28)、富川のFWアン・ジェジュン(22)とFWイ・ウィヒョン(25)が得点を記録し、2-2の引き分けに終わった。
なお、Kリーグ2第27節のベストイレブンには横浜F・マリノスユース出身のDFユ・ジハ(24)、元湘南ベルマーレのGKキム・ミンジュン(23)などが選出された。
―Kリーグ1
FW:キム・スンデ(浦項スティーラーズ)、チアゴ(大田ハナシチズン)、ゼカ(浦項スティーラーズ)
MF:イ・スンウ(水原FC)、ユン・ビッカラム(水原FC)、コ・スンボム(水原三星ブルーウィングス)、オム・ウォンサン(蔚山現代)
DF:イ・キジェ(水原三星ブルーウィングス)、チョン・スンヒョン(蔚山現代)、ウーゴ・ゴメス(水原FC)
GK:ヤン・ヒョンモ(水原三星ブルーウィングス)
―Kリーグ2
FW:ルペタ(富川FC 1995)、ハ・ナム(全南ドラゴンズ)、ヤン・ジフン(忠北清州FC)
MF:イ・シホン(ソウルイーランドFC)、ブルーノ(ソウルイーランドFC)、イ・スンジェ(忠北清州FC)、バルディビア(全南ドラゴンズ)
DF:ユ・ジハ(全南ドラゴンズ)、イ・ジェソン(忠南牙山FC)、キム・ミンギュ(ソウルイーランドFC)
GK:キム・ミンジュン(天安シティFC)
(文=ピッチコミュニケーションズ)
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