トロント・ブルージェイズの韓国人投手リュ・ヒョンジン(36)が、米メジャーリーグの“古巣”の本拠地を訪れた。
去る2013年、韓国プロ野球のハンファ・イーグルスからポスティングシステムを通じてロサンゼルス・ドジャースに移籍したリュ・ヒョンジンは、これまで数多くの“韓国人初”の記録を打ち立てた。
「韓国人初のワールドシリーズ先発登板」「韓国人初のオールスターゲーム先発登板」「韓国人初のメジャー防御率1位」などがそれだ。
ドジャース時代は2015年3月に肩を手術し、実質2シーズンを全休したこともあったが、2019年シーズン後にFA(フリーエージェント)となって退団するまで通算54勝33敗、防御率2.98を記録した。
本拠地ドジャー・スタジアムでは62試合(先発61試合)で登板し、28勝14敗、防御率2.62と圧巻の成績を残した。
その後、ドジャースからブルージェイズに移籍し、今季で在籍4年目を迎えたリュ・ヒョンジンは、7月25日(日本時間)に3年9カ月ぶりにドジャー・スタジアムを訪れた。インターリーグの試合のためチームとともに来場したのだ。
昨年6月にトミー・ジョン手術を受け、治療を経て最近はマイナーでリハビリ登板を続けていたが、同日からチームに合流した。
帯同はしたものの、メジャー復帰日が正式に確定していない状態のため、ロースター26人には含まれなかった。
リュ・ヒョンジンのメジャー復帰登板は、来る29~31日に本拠地ロジャース・センターで行われるロサンゼルス・エンゼルスとの3連戦中に実現する見通しだ。そのため、状況次第では大谷翔平(29)との“日韓対決”が見られる可能性も高い。
この日、試合前にグラウンドに姿を現したリュ・ヒョンジンは、元チームメイトのマックス・マンシー(32、ロサンゼルス・ドジャース)と挨拶を交わした。続けて三塁側に移動し、2016年からドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督に挨拶した。
リュ・ヒョンジンはドジャース時代、現ブルージェイズ・ベンチコーチのドン・マッティングリー氏とロバーツ現監督の下でプレーした。偶然にも同日、試合前のオーダー交換はマッティングリー氏とロバーツ監督が行った。
リュ・ヒョンジンはロバーツ監督と抱擁した後、しばらく会話を交わした。
ロバーツ監督にとってリュ・ヒョンジンは特別な投手だった。2019年にクリーブランドのプログレッシブ・フィールドでオールスターゲームが開催された当時、ナ・リーグを率いたロバーツ監督はリュ・ヒョンジンを先発に指名していた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.
前へ
次へ