ブリーフィング内では、韓国も属したグループHのポルトガル対ウルグアイの試合映像を流し、とある場面の誤審を指摘した。
その箇所とは、後半終盤にポルトガルのMFブルーノ・フェルナンデス(28、マンチェスター・ユナイテッド)の突破を阻止する際、ウルグアイのDFホセ・ヒメネス(27、アトレティコ・マドリード)がハンドを犯し、PKが宣告された場面だ。
ヒメネスはスライディングをする過程で、左手が地面につく前に、ペナルティエリア内で手にボールが当たってしまった。このハンドで得たPKを成功させたポルトガルは、最終的に2-0でウルグアイに勝利していた。
サレー氏はこの場面について、ヒメネスのハンドはないと主張。「当時、VARは主審に“ヒメネスの腕が地面についていない状態であるため、ハンドは正しい”と意見を伝え、主審もそれを受け入れた。ただ、手が完全に地面につく前でも、(身体を)支えるために手が下がり、そこでボールが当たった場合はハンドではない」と強調した。
また、「主審が(規定の)解釈を上手くできなければ問題が生じざるを得ない。この場面で、審判たちはより正確に判定を下さなければならなかった」と付け加えた。
サレー氏の主張通り、当該場面が誤審だったのであれば、ウルグアイとしては残念さが残るしかない。このハンドで与えたPKもあって、ウルグアイは決勝トーナメント進出に失敗したからだ。
グループHの最終結果は韓国(4得点4失点)とウルグアイ(2得点2失点)がともに1勝1分1敗の勝ち点4、得失点差0で並んだが、総得点数で上回った韓国が2位でベスト16入りを果たした。
ただ、ポルトガル戦のPKがなければ、ウルグアイは得失点差が+1となって韓国を上回り、2位でベスト16進出を果たせていた。