これ以上、「メッシvsロナウド論争」をする必要はない。
一時期、21世紀のサッカー界最高の難題は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35、パリ・サンジェルマン)とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(37)、両選手の優劣を決めることだった。
2人ともそれぞれのリーグ、所属チームで幾度も優勝を経験し、世界最高の選手に贈られるバロンドールもメッシが7回、ロナウドが5回受賞するなど、激しく競い合ってきた。実力やキャリアなどで見れば、その差は事実上“好みの違い”であるほかになかったときも存在した。
しかし、現在行われているカタールW杯を通じて、これ以上メッシとロナウドを比較するのは不適切だということが分かった。もはや2人は似たようなレベルにいないからだ。今大会でメッシとロナウドのパフォーマンスは克明に分かれた。