11月5日、味の素スタジアムで明治安田生命J1リーグ第34節(最終節)が行われ、川崎フロンターレがFC東京に3-2で勝利した。
川崎は前半18分にMF脇坂泰斗のゴールで先制。しかし同28分、スルーパスで抜け出された相手FWアダイウトンを、ペナルティエリア外に飛び出したGKチョン・ソンリョンが倒してしまい、レッドカードで一発退場となってしまう。
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)による確認も行われたが判定は覆らず、数的不利に陥った川崎はDF登里享平に代わってGK丹野研太を投入した。
一人少ない状況でも1点のリードを守って前半を折り返した川崎だが、後半開始2分にアダイウトンのゴールで同点に追いつかれる。
それでも同16分、敵陣でMF橘田健人が相手DFからボールを奪うと、すかさず上げたクロスにFWマルシーニョが合わせ勝ち越し。29分にはFC東京に再び追いつかれたが、直後にオウンゴールで再度勝ち越しに成功し、アウェイでのシーズン最終戦を勝利で締めくくった。
ただ、逆転優勝の可能性があった川崎だが、他会場で首位の横浜F・マリノスがヴィッセル神戸に3-1で勝利したため順位は変動せず。最終的に20勝6分8敗の勝ち点66、横浜FMと2ポイント差の2位で2022シーズンのJ1リーグを終了した。