アジア予選突破へ、韓国の“主将”ソン・フンミンが強調する「メンタル」とは

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「国を背負う責任感を持たなければならない」

国家代表選手にとっては当たり前の覚悟だ。しかし、パウロ・ベント監督率いる韓国代表のキャプテンマークを巻くソン・フンミン(27・トッテナム)がそう語るのであれば、話は別だ。

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9月に招集された25人は9月3日、トルコで全員が顔を合わせた。ベント監督をはじめ、アジアでプレーする16人の選手は前日に仁川空港から出国。欧州組は所属チームのスケジュールを消化し、それぞれ代表チームに合流した。ソン・フンミンはプレミアリーグ第4節、アーセナルとのノースロンドンダービーを終えて間もなく飛行機に乗り、仲間の待つイスタンブールへと向かった。

韓国代表は9月5日にジョージア代表と親善試合を行い、9月10日には2022年カタールW杯アジア2次予選第1戦、トルクメニスタン代表との試合を相手国の首都アシガバードで迎える。2022年カタールW杯への挑戦が、ついに本格化する。

韓国代表の顔ぶれは、6月の招集メンバーとほぼ変わらない。

DFキム・ムンファン(釜山アイパーク)とMFチュ・セジョン(牙山ムグンファ)、イ・ジンヒョン(浦項スティーラーズ)、ソン・ジュンホ(全北現代)、イ・スンウ(シント=トロイデン)がメンバーから外れた一方で、MFチョン・ウヨン、クォン・チャンフン(以上フライブルク)、イ・ガンイン(バレンシア)など代表経験のある選手が名を連ねた。大きな変化といえば、FWキム・シンウク(上海申花)がベント監督就任後、初めて代表に選ばれたことくらいだろう。

それでも3カ月ぶりの代表戦に臨むソン・フンミンの眼差しは真剣だ。「主将として初めて臨むW杯予選だ。心の準備は整っている」と意気込む彼は、“メンタル”の重要性を説く。

サッカー韓国代表の主将ソン・フンミン

「予選を突破することは容易ではない。代表チームに合流して10日ほど過ごし、また所属チームへ戻るという日程が繰り返される。今はキ・ソンヨンやク・ジャチョルもおらず、イ・チョンヨンも負傷で代表から外れた。代表に選ばれた選手は、そこをよく理解しなければならない。若い選手たちも同様だ」と語った。

若い選手とはファン・フィチャン(ザルツブルク)、ファン・インボム(バンクーバー)、キム・ミンジェ(北京国安)のことだ。

“96ライン”と呼ばれる1996年生まれの彼ら3人は、昨年のジャカルタ・アジア大会で優勝したU-23韓国代表のメンバーであり、大会後は韓国を代表する有望株として浮上した。A代表に食い込む若手を探すベント監督の目にも留まり、機会も与えられているが、まだチーム内における立場は不安定だ。

守備の控えだったキム・ミンジェは、代表からの永久除名懲戒処分を受けたチャン・ヒョンスの離脱により今年1月のUAEアジアカップからレギュラーに選ばれ、「後方ビルドアップ」を強調する現体制で重宝されている。

ファン・インボムとファン・フィチャンは、2列目でレギュラー争いをするレベルにまで成長した。特にファン・フィチャンは2019-2020シーズンに入ってからは3ゴール6アシストと海外組で最も優れた結果を残しており、コンディションも絶好調だ。彼ら3人が今後代表の主軸となれるかが、ベント監督率いる韓国代表の成功のカギを握る。

ソン・フンミンの迫真の呼びかけは、自身の経験に基づく。

「外国でプレーすることは孤独で難しい。だからこそ、代表チームに行けば気の知れた仲間と会えていい気分にもなる。僕もそんなときがあったし、今でもいい気分になるのは事実だ。しかし、今目の前にはW杯に出られるかがかかった重要な戦いが控えている」と前置きし、言葉を続けた。

「もう“仲間と会えるから”といった気持ちで代表チームに来てはならない。初めて選ばれた選手もそうでない選手も、若手やベテランも関係なく、責任を持って代表戦に臨まなければならない」

代表初選出から早10年を迎える主将は、“メンタル”が勝敗を左右すると見ている。

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