10戦未勝利&監督代行体制で臨む日本開催のACL…大邱FCが必勝誓う「チームの転換点となる試合に」【一問一答】

2022年08月18日 サッカー #ACL #Kリーグ

本日(8月18日)、日本の浦和駒場スタジアムで開催されるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦では、大邱FC(テグ)と全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが激突する。

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試合に先立ち、前日の17日に行われた記者会見には大邱FCからチェ・ウォングォン監督代行とGKオ・スンフン(34)が出席した。

去る4月にタイで行われたグループステージでは浦和レッズに1勝1分と勝ち越すなど、グループFを首位で突破した大邱FC。しかし、現在のKリーグ1(1部)では直近4連敗含む10戦未勝利と深刻な不振に陥り、順位も12チーム中9位に沈んでいる。入れ替え戦圏内の11位金泉尚武(キムチョン・サンム)とはわずかに1ポイント差だ。

また、ACL前最後に行われた今月13日の第28節蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)戦で0-4と大敗した直後、今季新たに就任したばかりのアレシャンドレ・ガマ監督が成績不振の責任を取って辞任を表明。これにより、大邱FCはアシスタントコーチを務めていたチェ・ウォングォン氏の監督代行体制でACLの同国対決を戦うことになった。

(写真提供=大邱FC)チェ・ウォングォン監督代行(左)、オ・スンフン(右)

チェ監督代行は記者会見で「我々のチーム状況はとても良くない。明日の試合を転換点としなければならない」と不安定なチーム状況を認めつつ、「我々は全北現代に勝利した経験があり、全北現代の選手たちのこともよく知っている。我々の選手に“やろう”という気持ちがあり、“できる”という考えで臨めば、明日の試合では驚くべき結果が出ると思う」と自信を示した。

会見に同席したオ・スンフンは、2010~2012年に徳島ヴォルティス、2013~2014年に京都サンガF.C.でプレー。蔚山現代所属の2019年ACLでは決勝トーナメント1回戦で浦和レッズと対戦し、アウェーの埼玉スタジアム2002で行われた1stレグを2-1で勝利した経験もある。

「本当に久しぶりに日本に再び来たし、この地での良い思い出も残っている。日本で試合をすることになったのが感慨深く、良い機運をもらってスタジアムで良いパフォーマンスを見せたい」と伝えたオ・スンフンは、「大邱FCはトーナメントに強いので、明日も良い姿を見せられるだろう」と勝利を誓った。

「チーム状況は良くないが…」

以下、大邱FCの一問一答。

―試合に向けた覚悟は。

チェ・ウォングォン監督代行「我々のチーム状況はとても良くない。明日の試合を転換点としなければならない。直ちに変化を与えられる状況ではないため、選手たちとミーティングを通じて多くの対話を交わし、対話を通じて答えを探そうとしている。それを明日の試合で見せられるように努力するつもりだ」

オ・スンフン「チームが良くない状況ではあるが、この状況を克服する方法は、選手たちが一つにまとまることだ。全北現代を相手に戦うことは決して簡単ではないが、我々もしっかり準備をしてきたので良い姿をお見せしたい」

―大邱FCは現在厳しい状況であり、リーグ戦では4連敗中だ。この状況をどのように克服するのか。

チェ・ウォングォン監督代行「我々のチームは元々2部にいた小さなチームだ。勝つことよりも負けることに慣れていた。しかし、我々は選手たちとコーチングスタッフ、そしてファンが一つになる方法を知り、これを通じて勝つ方法を知ったチームだ。私は選手たちを信じている。“勝利のDNA”を明日もう一度発揮する。

相手の全北現代は非常に強いチームだ。我々は全北現代に勝利した経験があり、全北現代の選手たちのこともよく知っている。我々の選手に“やろう”という気持ちがあり、“できる”という考えで臨めば、明日の試合では驚くべき結果が出ると思う」

―オ・スンフン選手はかつて日本で活躍を披露した。日本に戻ってきた感想は。

オ・スンフン「まずは感謝の言葉を先に申し上げたい。本当に久しぶりに日本に再び来たし、この地での良い思い出も残っている。日本で試合をすることになったのが感慨深く、良い機運をもらってスタジアムで良いパフォーマンスを見せたい。大邱FCはトーナメントに強いので、明日も良い姿を見せられるだろう」

―監督代行として大舞台でデビュー戦に臨むが、選手たちに対しどのような声掛けをして準備したのか。また、リーダー陣を交代させた背景は。

チェ・ウォングォン監督代行「あまりに突然のことで戸惑ったのは事実だ。すぐに大きな試合が控えていたし、状況を早く整理する必要があった。既存のベテラン選手たちとミーティングを行い、リーダー陣の交代についてもミーティングを通じて行われた。短い時間内にチームを作り上げることは難しいが、(自分が)大邱FCで7~8年働いてきたので、むしろ選手たちを安定させることに大きな難しさはなかった。我々にもできるという信頼を与え続け、選手たちをリードした」

―新たに副キャプテンを務めることになったが、感想は。

オ・スンフン「副キャプテンを務めることに対して、自分自身はその能力がないと判断していたが、ほかの選手たちが自分を信じてくれたので、何とか雰囲気を変えたい思いで副キャプテンの職責を引き受けることになった。自分の個人的な目標というよりは、チームが良い方向に進めるよう、チームメイトやコーチングスタッフとともにチームを変えられるよう努力する」

―ガマ監督が最後、どのようなメッセージを残したのか。

チェ・ウォングォン監督代行「突然のことで挨拶もまともにできなかった。ガマ監督が常におっしゃっていたのは、“我々は以前、タイで厳しいグループステージを勝ち抜き、巻き返しができる力を得た。日本でも巻き返しができるだろうし、残りのリーグ戦、FAカップでも良い結果がもたらされるだろう”という部分だ」

オ・スンフン「監督が辞任するという話を突然聞いて、挨拶もまともにできなかった。戸惑いもあった。個人的にガマ監督にメッセージを送った。“これまでお疲れ様でした”というメッセージを送り、しばらく会話を交わした。監督も“幸運を祈る”と伝えてくれた」

―エースのセシーニャ選手が最近の試合で負傷から復帰したが、現在のコンディションはどうか。また、ほかの選手に望む点はあるか。

チェ・ウォングォン監督代行「セシーニャは常に我々に信頼感をもたらし、奇跡を届けてくれた。明日の試合もそうしてくれると信じている。負傷の影響もあって正常なコンディションではないが、それでもセシーニャならチームのために何かをしてくれると思う。

選手たちにはまず、ピッチ上での態度、謙虚で誠実なメンタルを要求した。ピッチでは言葉ではなく行動で見せてほしいと伝えた。そして、強豪である全北現代を相手に、今回のような大きな大会でテストをしたいと話した。セシーニャをはじめとするすべての選手たちに期待をしている。選手たちも必ず期待に応えてくれると思う」

(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)

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