5月20日、Kリーグを管轄する韓国プロサッカー連盟は、17~18日に行われたKリーグ1(1部)第13節、Kリーグ2(2部)第16節のMVP、ベストイレブン、ベストチーム、ベストマッチを発表した。
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そこで、Kリーグ1第13節MVPには水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスのFWチョン・ジヌ(22)が選ばれた。
チョン・ジヌは5月17日、水原ワールドカップ競技場で行われた水原三星と金泉尚武(キムチョン・サンム)の試合で決勝ゴールを記録し、水原三星を2-1の勝利に導いた。
この日の試合で、チョン・ジヌは左サイドで空間創出を利用した攻撃的なプレーを活発に行った。その結果、後半24分、元ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFエルヴィス・サリッチ(31)のパスを受けたチョン・ジヌが、ゴールエリア左側から左足シュートで水原三星の2得点目であり、決勝点となるゴールを決めた。
チョン・ジヌは第12節で決勝ゴールを決めてベストイレブンに選ばれたのに続き、2試合連続ゴールを記録し、今回はMVPに選ばれた。水原三星はチョン・ジヌの2試合連続決勝ゴールに支えられ、シーズン初の連勝を記録した。
この日の試合は両チームが合計25本のシュートを放つ熾烈な攻防戦が繰り広げられた。その結果、水原三星では元清水エスパルスの韓国代表DFイ・キジェ(30)とチョン・ジヌ、金泉尚武では韓国代表FWチョ・ギュソン(24)がゴールを決め、2-1と水原三星の勝利で終了。この試合は第13節のベストマッチに選ばれた。
第13節のベストチームは蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)だ。蔚山現代は5月18日、蔚山文殊サッカー競技場で行われた済州(チェジュ)ユナイテッドとの試合で、終了間際の韓国代表FWオム・ウォンサン(23)の決勝ゴールで1-0と勝利した。
ベストイレブンでは、18日の浦項(ポハン)スティーラース戦で今季初得点となる決勝ゴールを決めた日本人MF邦本宜裕(24、全北現代モータース)のほか、前出の元清水イ・キジェ、さらには城南(ソンナム)FC戦でゴールを決めた元横浜F・マリノス、ガイナーレ鳥取のDFジョン・ドンホ(32)などが選ばれていた。
Kリーグ2第16節のMVPは大田(テジョン)ハナシチズンの韓国代表MFイ・ジンヒョン(24)だ。
イ・ジンヒョンは5月17日、大田ワールドカップ競技場で行われた大田と釜山(プサン)アイパークの試合で1ゴール2アシストを記録し、大田の4-3の勝利に貢献した。
この日の試合は、U-23韓国代表FWパク・ジョンイン(21)、MFキム・ジョンミン(22)、元キプロス代表DFヴァレンティノス・シエリス(32)がゴールを決めた釜山が簡単に勝機をつかんだように見えたが、後半19分のFWコン・ミンヒョン(32)のゴールを皮切りに、DFチョ・ユミン(25)、ブラジル人FWレアンドロ(27)、イ・ジンヒョンと4連続ゴールを決めた大田が4-3という大逆転劇の名勝負を作り出した。
合計7ゴールが生まれた同日の試合は第16節のベストマッチに選ばれ、後半の4ゴールで大逆転を果たした大田は第16節のベストチームに選ばれた。
また、ベストイレブンでは、17日に行われた金浦(キムポ)FC戦でゴールを決めた元鳥取のMFキム・ソンミン(30)などが選ばれていた。
以下、Kリーグ1及びKリーグ2のベストイレブン。
◇
―Kリーグ1
FW:ステファン・ムゴシャ(仁川ユナイテッド)、セシーニャ(大邱FC)
MF:チョン・ジヌ(水原三星ブルーウィングス)、邦本宜裕(全北現代モータース)、ファン・ムンギ(江原FC)、オム・ウォンサン(蔚山現代)
DF:イ・キジェ(水原三星ブルーウィングス)、ミン・サンギ(水原三星ブルーウィングス)、イム・チャンウ(江原FC)、ジョン・ドンホ(水原FC)
GK:ユ・サンフン(江原FC)
―Kリーグ2
FW:コン・ミンヒョン(大田ハナシチズン)、チアゴ(慶南FC)
MF:キム・インソン(ソウルイーランドFC)、キム・ソンミン(ソウルイーランドFC)、イ・ジンヒョン(大田ハナシチズン)、キム・テヒョン(全南ドラゴンズ)
DF:イム・チャンウル(全南ドラゴンズ)、ハン・ヨンス(ソウルイーランドFC)、チョ・ユミン(大田ハナシチズン)、イ・ハクミン(忠南牙山FC)
GK:ソン・ジョンヒョン(慶南FC)
(翻訳・編集=ピッチコミュニケーションズ)
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