横浜F・マリノスとACL同組の全北現代のイマ。「直近3連敗」「5試合2ゴール」の大不振で緊急補強へ

2022年03月15日 サッカー #ACL #Kリーグ

“厳しい冬”を過ごした韓国Kリーグ1(1部)の全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースが、移籍市場終盤での巻き返しを図る。

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去る2月19日に開幕した2022シーズンのKリーグ1で、全北現代は現在まで5試合を終えて1勝1分3敗の12チーム中11位に沈んでいる。特に直近では3連敗を喫するなど、シーズン序盤から大きく出遅れてしまっている。

序盤戦でまだ先頭グループとの差は大きくないとはいえ、肌で感じる不振の程度は深刻だ。史上初のリーグ5連覇を達成した昨季に続き、前人未到の6連覇を目指す今季は未だ“王者らしさ”が見えていない。

来る4月には横浜F・マリノス(日本)、シドニーFC(オーストラリア)、ホアンアイン・ザライFC(ベトナム)と戦うアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループステージを控えているが、現在の不振が続けば敗退に終わる可能性もゼロではない。

戦力のアップグレードに失敗した全北現代

そもそも、全北現代は冬の移籍市場で特別な補強が行われたわけではなかった。

放出面ではMFチェ・ヨンジュン(30、済州ユナイテッド)、DFイ・ジュヨン(29、仁川ユナイテッド)、DFキム・ミンヒョク(30、城南FC)といったベテランを送り出した一方、補強面では主にMFパク・ジンソプ(26)、MFメン・ソンウン(24)といった昨季まで2部でプレーした選手の獲得や、MFハン・スンギュ(25)、MFチャン・ユンホ(25)のレンタル終了による復帰に終わった。

もちろん、DFイム・チェミン(31、深圳FC)、DFカン・サンウ(28、北京国安)といった即戦力の補強にも乗り出していたが、これらはいずれも交渉が破断してしまった。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)全北現代

“現代家ダービー”を繰り広げるライバルチームの蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)を見ると、FWオ・セフン(23、清水エスパルス)、FWイ・ドンジュン(25、ヘルタ・ベルリン)、MFイ・ドンギョン(24、シャルケ)ら多くの主力が移籍。

その一方で、横浜FMからレンタル移籍で獲得した元日本代表MF天野純(30)をはじめ、韓国代表DFキム・ヨングォン(32)、同代表FWオム・ウォンサン(23)、元韓国代表FWパク・チュヨン(36)、ブラジル人FWレオナルド(24)といった大型補強を行い、戦力の穴埋めに成功した。実際、リーグ戦でも蔚山現代は4勝1敗の無敗で首位を走っている。

結局、全北現代は前年度から戦力をアップグレードできず、選手層に厚みをもたらせなかった結果が成績に表れた形だ。

このため、全北現代は移籍市場が閉まる前に駆け込みでの戦力補強を狙っている。現在、積極的に獲得を打診しているのはMFキム・ジンギュ(25、釜山アイパーク)、DFキム・ムンファン(26、ロサンゼルスFC)、DFキム・ウソク(25、大邱FC)の3人だ。

当初はとある企業クラブとの2対2の大型トレードも進めていたとされるが、現在は選手個人の獲得に切り替えている。全北現代の事情に詳しい関係者によると、「足元に火が付いた全北現代が移籍市場終盤に積極的な動きを見せている。3人の選手の獲得が有力な状況だ」という。

獲得候補の3選手とは

今年1月のトルコキャンプで韓国代表に初招集され、そこでの国際親善試合での活躍を通じてA代表に定着したキム・ジンギュは、冬の間継続して全北現代とつながっていた選手だ。ただ、現所属の釜山(プサン)との移籍金交渉が折り合わず、決裂に終わっていた。

キム・ジンギュは当初、シーズン前半は釜山に残留した後、夏に兵役義務遂行のため軍入隊をする計画だった。ただ、最近になって全北現代が再び交渉に乗り出したことで状況が一変した。

現在はすでにクラブ間で協議が進められている状況であり、個人交渉さえ完了すれば移籍する可能性が高い。

キム・ジンギュが加入することになれば、全北現代はMF邦本宜裕(24)、MFペク・スンホ(24)らとともに若く活きのある中盤を構築することができる。

開幕5試合でわずか2ゴールの全北現代は攻撃面で大きな問題を抱えているが、キム・ジンギュはストライカーにとって大きく役立つ攻撃的MFだ。時には3列目やウィングまで消化できるマルチプレーヤーとして、活用価値は非常に高い。

1997年生まれの選手を中心に世代交代を図る全北現代にとっては、あらゆる面で必要となる補強だ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ジンギュ(左)

現在は韓国代表から遠ざかっているものの、これまで絶えず主力右サイドバックとして活躍してきたキム・ムンファンも獲得候補の一人だ。

現在、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCでプレーをしているキム・ムンファンは、所属チームとの再契約と全北現代への移籍をめぐって頭を悩ませている。ちょうどエージェントがアメリカに滞在中であるため、交渉は円滑に進むと期待されている。

全北現代は主力右サイドバックのDFイ・ヨン(35)の長期負傷で空白が生じた。現在はDFチェ・チョルスン(35)が守備的な面を解決しているものの、攻撃面での貢献が少ないため、前線でウィングが孤立するケースが多い。そのため、より攻撃的なスタイルのキム・ムンファンを獲得できれば、イ・ヨン不在の悩みを一度に解決することができる。

(写真提供=韓国サッカー協会)キム・ムンファン

センターバックのキム・ウソクに関しても、現所属の大邱(テグ)FC、そして個人との交渉が順調に進んでいる。センターバックの駒不足でパク・ジンソプを一列下げて起用せざるを得ずにいる全北現代としては、悩みを一つ解消できる獲得となる。

望んでいたようなレベルのDFではないとはいえ、チームの戦力にプラスになるのは確実だろう。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)キム・ウソク

Kリーグの冬の移籍市場は3月25日に終了する。はたして締切までに全北現代の緊急補強は実現されるのか、今後の動向を見守っていきたい。

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