2022年の韓国Kリーグ1部、監督&キャプテンが予想する「優勝候補」は?最多は日本人加入クラブ

2022年02月19日 サッカー #Kリーグ

いよいよ本日(2月19日)開幕する2月19日の韓国Kリーグ1(1部)。

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今季は邦本宜裕(全北現代モータース)、天野純(蔚山現代)、鈴木圭太(大邱FC)、小林祐希(江原FC)の4人の日本人選手がプレーするだけに、日本でもKリーグ1の行方が気になるサッカーファンは多いはずだ。

そこで本紙『スポーツソウル』では、Kリーグ1開幕に先立ち、全12チームの監督とキャプテン計24人にアンケートを実施(自チームへの投票も可)。

ここでは、「2022シーズンのKリーグ1で有力な優勝候補は?」というテーマのアンケート結果をお伝えしよう。

「準優勝止まりの“恨み”が…」

アンケートの結果、監督&キャプテン計24人が選んだ優勝候補1位は、直近3シーズン連続で準優勝にとどまった蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)だった。全24票のうち半数の12票(監督7人、キャプテン5人)を獲得した。

次点は昨季にKリーグ1史上初の5連覇を達成した全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースで、監督4人、キャプテン2人が投票した。

蔚山現代のホン・ミョンボ監督

2020シーズンから行われている本紙の開幕前アンケートでは、自チーム投票不可の2020年は全北現代が24票中17票を獲得。翌2021年は自チームへの投票を可能とするも、全北現代への投票が24票中14票と過半数を越えていた。

全北現代は今季を控え、主力の流出なく戦力補強に成功した。一方、蔚山現代はイ・ドンジュン(ヘルタ・ベルリン)やイ・ドンギョン(シャルケ)といった中心選手が欧州に進出したことにより、戦力低下が嘆かれている。

それでも優勝候補1位に選ばれた理由について、大多数は「準優勝止まりの“恨み”を持った蔚山現代が、今年こそはという強い意志で優勝トロフィーを掲げる」としている。

蔚山現代、全北現代の監督とキャプテンのいずれも、自チームを優勝候補に挙げた。蔚山現代のホン・ミョンボ監督は「より強くなった連帯感で目標に向かう」、キャプテンのイ・チョンヨンは「競争の末勝者になる」と堂々とコメント。全北現代のキム・サンシク監督は「全北の“優勝DNA”は有功」と6連覇を確信し、キャプテンのホン・ジョンホも「優勝したことのあるチームが結局またやる」と伝えた。

全北現代のホン・ジョンホ(左)とキム・サンシク監督

蔚山現代を優勝候補に挙げた監督は、水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスのパク・ゴナ監督、水原FCのキム・ドギュン監督、浦項(ポハン)スティーラースのキム・ギドン監督、城南(ソンナム)FCのキム・ナミル監督、江原(カンウォン)FCのチェ・ヨンス監督、FCソウルのアン・イクス監督。

アン・イクス監督は「蔚山が優勝失敗の過程で得た経験、それに伴う計画が結果に結びつくはずだ」とし、蔚山現代とは“東海岸ダービー”のライバル関係にある浦項のキム・ギドン監督は、「優勝に近いのは全北現代だが、今年は蔚山現代もやれるはずだ」、Kリーグでの監督経験が豊富なチェ・ヨンス監督は「蔚山は優勝への思いがある。その熱望は(全北より)強いのでは」とコメントした。

キャプテンのなかでは、仁川(インチョン)ユナイテッドのオ・バンソクが「蔚山はキム・ヨングォン、キム・ギヒ、キム・テファンら代表クラスの守備陣が強み」とし、城南FCのクォン・スンヒョンが「よく整備されたチームだ。屈曲がほとんどなく、戦いづらいチームなだけに、(今季こそ優勝の)結果が出るときだろう」、水原FCのパク・チュホが「主力が多く抜けたものの、競争力は十分にある」、金泉尚武(キムチョン・サンム)のチョン・スンヒョンが「元所属先だが、今年は優勝できるような気がする」と伝えた。

「他にも優勝してもらいたいが、今年も…」

一方で、全北現代の“1勝”は続くという声もあった。

金泉尚武(キムチョン・サンム)のキム・テワン監督は、「全北は貫禄があり、どのような状況でも優勝を果たしてきた。5連覇など経験も豊富だ」と“優勝DNA”を強調。仁川のチョ・ソンファン監督は「蔚山の戦力離脱(A代表多数招集含む)で全北が反射利益を得る」と予想した。

済州(チェジュ)ユナイテッドのナム・ギイル監督も、「全北は主力の流出なく、(強化が)必要なポジションに適切な選手を補強した」と述べた。江原FCキャプテンのキム・ドンヒョンは「他のチームにも優勝してもらいたいが、今年も全北が強いだろう」と伝えた。

蔚山現代、全北現代のほかに投票があったのは、大邱(テグ)FCで2票、水原三星で1票、済州で1票、浦項で1票。いずれも自チーム投票によるものだった。

大邱FCのアレシャンドレ・ガマ監督は「昨季に最高成績(3位)を記録したのだから、今年はもっと頑張れる」とし、キャプテンのキム・ジンヒョクは「ベテランが中心となり、起伏の少ないパフォーマンスで優勝を目指す」とコメント。

済州キャプテンのキム・オギュは「2強(全北現代、蔚山現代)体制を崩さなければならない」、水原三星キャプテンのミン・サンギは「新戦力を獲得して戦力を強化した。2強を破って優勝する」、浦項キャプテンのシン・ジンホは「Kリーグ優勝トロフィーを必ず掲げたいという個人的な思いと意志表現」と伝えた。

ただ一人、FCソウルのキャプテンを務めるキ・ソンヨンだけは、特定のチームではなく全12チームが優勝候補であると予想した。キ・ソンヨンは「チーム間の戦力差は縮まっている。特定のチームが独走する現象は怒らないだろう」と伝えた。

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