韓国代表を率いるパウロ・ベント監督が、所属チームで負傷離脱中のFWソン・フンミン(29、トッテナム)、FWファン・ヒチャン(25、ウォルヴァーハンプトン)について言及した。
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去る1月9日からトルコ・アンタルヤでキャンプを行っている韓国代表。現在は国際Aマッチ期間ではないため欧州組は招集せず、オフシーズン中のKリーグ、Jリーグの選手を中心にメンバーを構成している。
トルコでは15日にアイスランド代表、21日にモルドバ代表と国際親善試合を行う。その後、2022年カタールW杯アジア最終予選第7戦が行われるレバノンへと移動し、欧州組が合流。27日にレバノン代表と対戦したあと、2月1日に中立地のUAEでシリア代表と対戦する。
ベント監督は14日、韓国サッカー協会(KFA)を通じて、「上手く行っている。シーズン前であるため、選手たちが負傷しないようにしなければならない。また、強化試合を通じてカタールW杯最終予選まで準備する方向に向かわなければならない」と伝えた。
ベント監督は、今回のトルコキャンプに“新顔”を多数招集している。2002年生まれの高卒ルーキーFWオム・ジソン(19)をはじめ、FWキム・デウォン(24、江原FC)、MFコ・スンボム(27、金泉尚武)、DFチェ・ジムク(23、城南FC)らがA代表初招集選手だ。
トルコキャンプは国内組を中心にメンバーを組んでいるが、W杯最終予選では欧州組も合流する関係で、メンバーを外れた選手はキャンプ後に帰国しなければならない。
「新しい選手たちはそれぞれ違う特徴を持っている。昨シーズンからチェックしてきた選手だ」というベント監督は、「代表に上手く適応できるよう最善を尽くしてサポートしたい。良い経験となるはずだ」と強調した。
一方で不安材料もある。それは、韓国代表の主力攻撃陣であるソン・フンミンとファン・ヒチャンが、負傷のため最終予選2試合への出場が困難とみられていることだ。2人とも復帰は2月初めとみられている。
ベント監督は「(2人を)待ちながらどうやって回復するかを見て最終決定する。ソン・フンミンとファン・ヒチャンはどちらも相手の均衡を崩すことのできる重要な選手だ。ほかの解決策を探さなければならない。2人が重要な選手だということは隠せない事実」と伝えた。
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