横浜FCにも在籍した元韓国代表オ・ボムソクが現役引退を発表…19年間のプロ生活に幕

かつて横浜FCでもプレーした元韓国代表MFオ・ボムソク(37、浦項スティーラース)が現役引退を発表した。

オ・ボムソクは11月24日、自身のインスタグラムを更新。今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

1984年生まれのオ・ボムソクは2003年に浦項(ポハン)スティーラースでプロデビュー。2007シーズン途中には横浜FCにレンタル移籍で加入し、J1リーグ10試合に出場した。

以降はクリリヤ・ソヴェトフ(ロシア、2008~2009年)を経て、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ、2009~2010年)、水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス(2011~2015年)、杭州緑城(中国、2016年)、江原(カンウォン)FC(2017~2020年)でプレー。

2020シーズン序盤には江原FCとの契約を解除し、同年6月、古巣の浦項に13年ぶりに復帰。今季はチームのキャプテンにも任命されるも、負傷などの影響もあってリーグ戦17試合の出場にとどまった。24日に行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝のアル・ヒラル戦も、ベンチ入りはしたが出場機会はなかった。

韓国代表では2005年にA代表デビューを果たし、2010年南アフリカW杯にも出場した。

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(写真提供=韓国プロサッカー連盟)オ・ボムソク

オ・ボムソクはインスタグラムでの引退発表に際し、「今夏のACLグループステージで再びふくらはぎを負傷した。心だけ20代で、現実は38歳(韓国の数え年)だということを忘れていた。大きく悩むことなく決めた。今シーズンを最後に私は引退する」と思いを綴っている。

オ・ボムソクのラストゲームは、来る12月4日にホームの浦項スティールヤードで行われる最終節FCソウル戦となる。

なお、投稿には2003年の浦項入団同期であるGKチョン・ソンリョン(36、川崎フロンターレ)をはじめ、DFオ・ジェソク(31、仁川ユナイテッド)、DFパク・チュホ(34、水原FC)、FWイ・スンウ(23、無所属)、MFファン・インボム(25、ルビン・カザン)など、多くの選手がオ・ボムソクに労いの言葉を伝えていた。

以下、オ・ボムソクの投稿全文。

今年の夏、タイでACLグループステージ初戦を戦ったときにまたふくらはぎを負傷しました。

心だけ20代で、現実は38歳だということをまた忘れていました。

大きく悩むことなく決めました。私は19年間のプロ選手生活を整理しようと思います。

今シーズンを最後に私は引退します。

2003年に浦項に入団してから2021年のACL決勝まで、19年間、私には本当にたくさんのことがありました。

多くのチームでプレーしながら運良くも大きな負傷なく選手生活ができましたし、良い指導者の方々との出会いで多くを学ぶことができました。

多くの方々の助けで、今のような選手としてここまで来ることができました。

本当に感謝しています。

12月4日、シーズン最後のホームゲームで僕を大切にしてくださって応援してくださるファンの方々に最後の挨拶をしようと思います。

たくさん来ていただき、サッカー選手オ・ボムソクの最後をともに過ごしてくださるとありがたいです。

スティールヤードでお会いしましょう。

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