直近のJ2リーグでアウェー4連勝含む8試合連続無敗(6勝2分)と、好調続きのジェフユナイテッド市原・千葉で指揮を執るユン・ジョンファン監督に韓国メディアも注目している。
千葉は11月3日、アウェーの栃木県グリーンスタジアムで行われたJ2リーグ第37節の栃木SC戦で、後半41分のDF鈴木大輔(31)の決勝ゴールで1-0と勝利した。この試合の勝利で勝ち点57を記録した千葉はJ2リーグ22チーム中8位とした。
J2リーグでは現在、残り5試合の状況で首位のジュビロ磐田(勝ち点80)と2位の京都サンガF.C.(勝ち点78)が優勝争い中だ。千葉はすでに1部昇格の可能性が消滅しているが、ユン・ジョンファン監督の下で後半戦から調子を引き上げている。
【関連】元千葉アン・ビョンジュン、韓国2部で2年連続20ゴール到達
過去にサガン鳥栖をJ1昇格に導き、その指導力を認められたユン・ジョンファン監督。その後、2015~2016年には韓国Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)を率い、2017年にはセレッソ大阪で2冠(天皇杯、ルヴァンカップ)を達成した。
指導者としての評価を確実に高めていったユン・ジョンファン監督は、タイのムアントン・ユナイテッドでの指揮を経て、昨シーズンから千葉を率いている。
ユン・ジョンファン監督は2列目を中心に多彩な戦術を駆使し、実利的なサッカーを追求した。特に、1998年生まれのMF見木友哉(23)はリーグ戦で10ゴールを決めるなど、選手にも目立った変化が伴った。
後半戦からは攻守の完成度も高くなり、“負けない”試合をするようになった。千葉は去る9月18日の愛媛FC戦勝利を皮切りに1カ月半以上無敗を続けている。特に、全勝した直近のアウェー4試合では8得点1失点と攻守のバランスも誇示した。
ユン・ジョンファン監督は今年を最後に千葉との契約が満了する。クラブとしては、チームの勢いをけん引するユン・ジョンファン監督との契約延長を望んでいる。
ただ、J1クラブはもちろん、韓国Kリーグの一部クラブもユン・ジョンファン監督を注視しているという。
果たしてユン・ジョンファン監督は来季も千葉を指揮するのか。いまは今季残り試合の采配に注目したい。
前へ
次へ