「カウンターvsパスサッカーの決闘だ」ACLの“ミニ韓日戦”ふたたび激突

「パワーがあってカウンター攻撃が速い」

昨年のJリーグ優勝チームである川崎フロンターレの中心DF奈良竜樹は4月22日、ACLグループリーグの蔚山現代戦前の記者会見で、相手チームを評価してほしいという質問にこんな答えを口にした。

奈良は「蔚山のプレーは力がある。また、ボールを移動させてカウンターを仕掛けるのがとても速い。90分間、集中する」と明らかにした。

川崎は4月10日に蔚山(ウルサン)に乗り込んだ試合で、90分間ほとんど悪くない内容を展開したが、後半のロスタイムに投入された蔚山のキム・スアンにヘディングゴールを決められ、0-1で負けた。

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すべてのスポーツは結果がすべてであるため、あの日の敗北で川崎のグループリーグ通過に黄信号が灯った。

KリーグとJリーグは4月23日・24日の2日間4カ所で再度対決する。

大邱FCはサンフレッチェ広島を4月23日に、全北現代は浦和レッズを24日にホームで迎え撃つ。蔚山は23日に川崎で、慶南FCは24日に鹿島でアウェー戦を戦う。

4月9日・10日に行われた“ミニ韓日戦”4試合では、蔚山と全北が勝利して大邱と慶南が敗れたため、2勝2敗の互角だった。

それだけに今回の“ミニ韓日戦”リターンマッチ4試合に注目が集まっている。

Jリーグ勢の場合、序盤は苦戦しているが、グループリーグ4試合目が行われる4月中旬からコンディションも上がってくるはずなので逆転を狙いたいところだろう。

Kリーグ勢では4月22日現在、蔚山と全北、大邱がグループ2位以内の16強進出の可能性があり、今回の4戦目でJリーグの勢いを制し、勝点を増やしてグループリーグ通過という目標にさらに近づきたい。

Kリーグには“一発”がある。蔚山はたった一度の決定的なシュートを決めて川崎を下し、大邱と慶南もカウンターアタックが優れている。全北もアジアを舞台にしたACLでは奇襲攻撃も辞さないほうだ。

一方、Jリーグ勢はパスプレーに長けていて試合を支配する場合が多い。このように特徴が相反する韓日プロサッカーが今、ふたたびの“決闘”を準備している。

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