元韓国代表FWチ・ドンウォン(30、FCソウル)が、東京五輪を控えたU-24韓国代表にアドバイスを送った。『Goal.com』韓国版が7月15日に報じている。
チ・ドンウォンは2012年ロンドン五輪に出場したU-23韓国代表メンバーの一人。当時は決勝トーナメント準々決勝のイギリス代表戦で同点ゴールを決めるなどし、韓国の史上初となる銅メダル獲得に貢献していた。
そんなチ・ドンウォンは最近、サンダーランドやアウクスブルク、マインツなど2011年からプレーを続けていた欧州を離れ、FCソウル移籍で約10年ぶりに母国Kリーグに復帰。
7月14日に行われたKリーグ1(1部)第17節の仁川(インチョン)ユナイテッド戦では、後半からの途中出場で復帰戦を戦っていた。なお、試合は0-1でソウルが敗れている。
チ・ドンウォンは試合後、記者会見に出席。東京五輪を戦うU-24韓国代表について問われ、「準備期間が重要だということは誰もが知っている事実だ。選手たちもメダル獲得のために努力しているし、自信に満ちているはずだ」と期待を寄せた。
また、「最も重要なのは負傷しないこと。負傷によって代表を落選する選手を僕は見ているので、警戒心を持ってほしい。無事に競技に望み、オリンピックで良い成績を出してほしい」とコメント。実際、ロンドン五輪でも当時キャプテンを務めたDFホン・ジョンホ(31、全北現代モータース)が、負傷によって本大会を欠場していた。
続けて、「オーバーエイジはスタジアムの外で後輩に気を配ることも重要だが、結果的にはピッチ上で良い姿を見せなければならない」と語ったチ・ドンウォン。
「ロンドン五輪のときも、オーバーエイジで選ばれたヒョン(兄さん)たちの姿が僕にとって手本になった。選手たちに自信を持たせてくれた」と、銅メダル獲得には当時オーバーエイジで出場したFWパク・チュヨン(36、FCソウル)、元柏レイソルDFキム・チャンス(35、仁川ユナイテッド)、GKチョン・ソンリョン(36、川崎フロンターレ)の存在が大きかったことを明かした。
そして、「今回オーバーエイジに選ばれた選手たちもほかの選手の力になり、認められるパフォーマンスを発揮してくれると信じている」と、東京五輪にオーバーエイジで出場するFWファン・ウィジョ(28、ボルドー)、FWクォン・チャンフン(27、水原三星ブルーウィングス)、DFキム・ミンジェ(24、北京国安)にエールを送った。
去る13日に行われたU-24アルゼンチン代表との国際親善試合を2-2で引き分けたU-24韓国代表。今後は16日にU-24フランス代表と対戦した後、22日にスタートする東京五輪ではグループステージでニュージーランド、ホンジュラス、ルーマニアと対戦する。
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