浦項スティーラースのベテランFWイム・サンヒョプは“ACLに強い男”「その名に恥じない活躍を」

2021年06月25日 サッカー #ACL #Kリーグ

「“ACL男”という修飾語に恥じない活躍を…」

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浦項(ポハン)スティーラースのベテランFWイム・サンヒョプ(32)は今シーズン、充実した前半戦を送った。

18試合に出場して6ゴール1アシスト。5月18日の第18節水原(スウォン)FC戦では、Kリーグ1(1部)全体でシーズン初となるハットトリックも決めた。得点数はU-24韓国代表FWソン・ミンギュ(21/7ゴール)に次いでチーム内2位だ。

イム・サンヒョプは「(5月30日の第19節光州FC戦で)PKを外したこと以外に残念だったことはない」とし、「浦項に来たことは自分にとって最高の選択だったようだ。個人的に満足している。シーズンはまだ終わっていないので、緊張を緩めずもっと活躍を見せたい」と意気込んでいる。

「自分にとってACLは特別」

イム・サンヒョプはACLの舞台で特に強い姿を見せてきた。

水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングスに在籍した昨シーズンのACLでは、グループステージ最終戦のヴィッセル神戸戦でのPK含め5試合2ゴールを挙げ、チームのベスト8進出に貢献。2018年大会では計10試合に出場し、鹿島アントラーズとの準決勝2ndレグでゴールを決めている。

「昨シーズンは国内リーグで苦しんだが、ACLでは良い姿を見せられた」と振り返るイム・サンヒョプ。「自分にとってACLは特別だ。我々は韓国を代表して出場する。現在の浦項にはACLを経験していない選手が多いので、自分が率先して経験を伝えようと思う」とし、「責任感がある」と語気を強めた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)昨季ACLのヴィッセル神戸戦でのイム・サンヒョプ(中央)

韓国サッカーファンはイム・サンヒョプのACLでの活躍を見て、彼に“ACL男”という修飾語を付けた。イム・サンヒョプ自身、PKを外した光州FC戦後、チームを率いるキム・ギドン監督に「僕がACL男だ」と堂々と話していた。

「ファンの方々が作ってくれた修飾語だから自分からアピールしている。その修飾語に恥じないよう、優れた活躍を見せなければならない」

「“アジアの強豪”ということを見せたい」

浦項は最多スコアラーのソン・ミンギュがU-24韓国代表2次招集メンバーに選出されたため、今回のグループステージには帯同していない。イム・サンヒョプにかかる負担はさらに大きくなるだろう。

イム・サンヒョプは「ミンギュがACLメンバーから外れたが、それも責任感として受け止められる。得点よりはチームの役に立ちたい。外国人選手の助けにもなりたいと思っている」とし、「浦項はACL優勝経験がある。“アジアの強豪”ということを見せたいし、何が何でもグループステージは突破しなければならない」と力強く語った。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ラーチャブリー戦でのイム・サンヒョプ

22日に行われたグループ初戦のラーチャブリー戦でイム・サンヒョプは1ゴールをマーク。浦項を2-0の勝利に導き、自身もマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれている。本日(6月25日)の名古屋グランパス戦で注目しておきたい選手の一人だ。

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