29歳にして韓国代表に初めて選出された元清水エスパルスのDFイ・キジェ(水原三星ブルーウィングス)。
その活躍は国内を超え、アジアでも注目されているようだ。
アジアサッカー連盟(AFC)は最近、公式ホームページを通じて、W杯アジア2次予選で注目すべき選手を9人抜粋して紹介した。そのなかに、イ・キジェの名前も含まれていた。
AFCはイ・キジェについて、次のように説明している。
「29歳のイ・キジェは最近、水原三星ブルーウィングスのリーグ2位浮上に大きく貢献したことで、初めて韓国代表に呼ばれることになった」
「この1カ月間、イ・キジェは3-1で勝利した全北現代モータース戦や、劇的な直接フリーキックを沈めた光州FC戦など、勝利を決定付けるゴールを2度も決めている。シーズンも中盤に差し掛かったなか、特に光州FC戦の得点はベストゴールの一つとして記録されている」
「守備や得点力だけではない。イ・キジェはチャンスメーカーであり、優れたクロスを放てる選手だ。今シーズンここまで3アシストを記録するなど、オールラウンダーに近い活躍が、韓国代表率いるパウロ・ベント監督の目をくぎ付けにした」
3バックを敷く水原三星の左ウィングバックを務めるイ・キジェは今シーズン、第18節まで行われたKリーグ1(1部)で全試合フル出場中。リーグトップの出場時間1743分を記録しており、4ゴール3アシストと攻撃面での活躍が目立っている。
なお、AFCはイ・キジェのほか、日本代表FW伊東純也(28、ヘンク)、イラン代表FWメフディ・タレミ(28、ポルト)、シリア代表エルドル・ショムロドフ(25、ジェノア)、シリア代表FWオマル・アッ=ソーマ(32、アル・アハリ)、オーストラリア代表FWジェイミー・マクラーレン(27、メルボルン・シティ)、UAE代表FWアリー・マブフート(30、アル・ジャジーラ)、サウジアラビア代表MFサーレム・アッ=ドーサリー(29、アル・ヒラル)らを紹介した。
AFCが紹介した選手は大半が代表の中心選手で、Aマッチ出場記録がないのはイ・キジェが唯一。それだけ今回の選出が特別であり、AFCも代表での活躍を注目しているのだろう。
なお、韓国代表は自国で集中開催するカタールW杯アジア2次予選グループH残り試合で、6月5日にトルクメニスタン、9日にスリランカ、13日にレバノンと対戦予定だ。
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