「メッシのようだった」と現地メディア絶賛のイ・ガンイン、バレンシアとの別れも近い?

今シーズン最終戦で最高のプレーを披露した韓国代表MFイ・ガンイン(20、バレンシア)が、新天地を探す手続きに入る見通しだ。

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イ・ガンインは5月23日(日本時間)、アウェーのエスタディオ・エル・アルコラスで行われたラ・リーガ最終節ウエスカ戦で先発出場し、約80分間プレーした。

活躍ぶりは十分だった。ゴールやアシストこそなかったものの、事実上試合を支配していた。

特に、後半35分間のプレーが冴えわたった。イ・ガンインはポジションにとらわれず、両サイドや2列目中央、前線などを行き来し、バレンシアの攻撃をけん引した。華麗な個人技で相手選手2~3人を簡単にはがすシーンも見られた。

後半12分には中盤で相手選手3人を交わし、強力なミドルシュートを試みた。同29分には相手選手2人のプレスから抜け出し、MFゴンサロ・ゲデス(24)にパスを放った。どれもイ・ガンインの個人技や正確なキック、視野、さらには創造性を垣間見ることができた。

イ・ガンイン

イ・ガンインもF・トーレスと同じ道を歩む?

試合後、スペインメディア『エル・デスマルケ』は「後半12分のイ・ガンインのプレーはリオネル・メッシのようだった」とし、「動きやパスすべてがマスタークラスだった」と絶賛した。世界最高のサッカー選手であるメッシに例えるほど、イ・ガンインのプレーが優れていたという意味だ。

イ・ガンインはハビ・グラシア前監督が解任され、代わって“ボロ”ことサルバドール・ゴンザレス・マルコ暫定監督が指揮を執って以降も絶えずチャンスをつかみ、最終戦で能力を証明した。

『エル・デスマルケ』は「イ・ガンインは最近のシーズンでブレイクできなかったにもかかわらず、依然として看板選手の1人だ。最終戦での活躍は彼にとって“保証小切手”となる」とし、「現状ではイ・ガンインがフェラン・トーレスの道を歩む可能性が高い」と分析。

今シーズン前にマンチェスター・シティへ移籍したトーレス同様、イ・ガンインもバレンシアに残らない見通しであると見通した。

イ・ガンインは現在、スペイン国内のチームをはじめ、イングランドやドイツ、イタリア、フランスなど欧州各国の複数クラブから関心を受けている。

2001年生まれと若いうえにポテンシャルを秘めているほか、今シーズンは多く試合に出場できず市場価値も落ちたことから、大きな困難なく新天地を探せるものと期待を集めている。

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