4月の5試合で「出場時間40分」のイ・ガンイン、バレンシア退団はもはや既定路線か…移籍先候補は?

決別の手順に入ったのか。韓国代表FWイ・ガンイン(20、バレンシア)の出場時間が著しく減少している。

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イ・ガンインはバレンシアが4月に行ったラ・リーガ5試合のうち、わずか1試合の出場にとどまった。

今月5日(日本時間)のカディス戦、11日のレアル・ソシエダ戦、19日のレアル・ベティス戦の3試合連続で出場機会を得られず。22日のオサスナ戦では途中交代から40分程度を消化したが、25日のアラベス戦でまたも出場なしに終わっていた。

シーズン終盤にしてハビ・グラシア監督がイ・ガンインに背を向けている。以前までは先発と控えを行き来しつつも、チームの主要な戦力として活躍を見せていた。しかし、最近は明らかにチーム内での立場が狭まった様子だ。

4月中の5試合で1試合40分の出場にとどまったことを見れば、戦力外に押し出されたと言っても良いだろう。

欧州各国からイ・ガンインに熱視線

事実上、イ・ガンインとバレンシアは別れの手続きを踏んでいるように見える。今夏はイ・ガンインが移籍できる最後のチャンスであり、バレンシアとしてはイ・ガンインを売却して移籍金を得られる最後の時期でもある。

バレンシアは夏にイ・ガンインを売却できなければ、最低限の移籍金も得られなくなる。計意訳延長交渉は早くも決裂しているため、イ・ガンインが移籍する可能性は高い。

(写真提供=AP/アフロ)イ・ガンイン

具体的な移籍先候補も出ている。最近ではイングランド・プレミアリーグのウルヴァー・ハンプトンが獲得に興味を示していると現地で報じられた。イタリア・セリエAのユベントスやフランス・リーグ・アンのマルセイユなども獲得リストに含めているとも伝えられている。

グラシア監督はこれまで、クラブの意向に従い無理にでもイ・ガンインを活用してきた。とはいえ、イ・ガンインが退団を決意しているのであれば、この時期にあえて出場させる理由はない。彼は自身のスタイルに合わない選手であるうえ、現時点でバレンシアに目に見える目標もない。

バレンシアはここまで勝ち点36を記録し、20チーム中14位に位置している。降格圏内の18位バジャドリー(勝ち点29)とは7差離れているため、大きな異変がない限り残留が有力だ。かといって、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグなど欧州カップ戦出場を狙えるわけでもない。

成績の負担が大きくないだけに、グラシア監督は自身の思い通りにスカッドを活用しながら、残りのシーズンを戦っている状況だ。

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