昨シーズンまで名古屋グランパスに在籍したDFオ・ジェソク(31、仁川ユナイテッド)が、負傷のため戦列を離れることになった。
仁川(インチョン)ユナイテッドは4月9日、公式ホームページやSNSを通じてオ・ジェソクの負傷状態について伝えた。
仁川によると、オ・ジェソクは鼻骨を骨折し、角膜に出血がある状態だという。
このため、当分の間は戦列を離れることになるが、仁川は「選手本人はできるだけ早期にプレーしたいという意志が強く、各種治療を通じて状態が好転次第、チーム練習に合流する予定だ」と明らかにした。
オ・ジェソクが負傷したのは、同月7日に行われたKリーグ1(1部)第8節水原三星(スウォン・サムスン)ブルーウィングス戦。後半10分、敵陣でボールをヘディングしようとした際に水原三星MFカン・ヒョンムク(20)の振り上げた足が顔面を直撃し、悶絶して倒れ込んだ。
その後、オ・ジェソクは右目周辺を大きく腫らした状態で一度プレーに復帰したものの、結局はDFチョン・ドンユン(27)と交代し、ベンチに下がった。そして、当日中に精密検査を2度受けた結果、鼻の骨折と角膜の出血が確認された。
なお、試合は0-0の引き分けに終わっている。
これまでガンバ大阪やFC東京、名古屋グランパスに在籍するなど、長くJリーグでプレーしたオ・ジェソク。仁川加入を通じて9年ぶりにKリーグ復帰を果たした今シーズンは、ここまで全試合に出場する活躍を見せていた。
チームの副キャプテンを務め、守備陣の中核を担っているだけに、オ・ジェソクの離脱による戦力離脱は避けられないだろう。仁川は第8節終了時点で2勝1分5敗の勝ち点7とし、12チーム中10位と下位に沈んでいる。
仁川は発表の最後に、「オ・ジェソクを心配してくださるファンの皆様に心から感謝し、選手が早く快癒するよう応援をお願いしたい」と伝えていた。
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