3月24日、サッカー韓国代表率いるパウロ・ベント監督が日本代表との国際Aマッチを翌日に控え、オンライン記者会見に臨んだ。
ベント監督は、「日韓戦だからといって毎回同じ状況、条件であるわけではない」とし、「今回は特殊な状況なので、様々な不確定要素がある」と話した。
また、ヨーロッパで活躍するソン・フンミン(トッテナム、英)、ファン・ヒチャン(RBライプツィヒ、独)、ファン・ウィジョ(ジロンダン・ボルドー、仏)らが負傷や新型コロナの影響で招集できなかったことについては、「ソン・フンミン、ファン・ヒチャンはもちろん、招集が不可能だった選手が数人いた。それでも選手たちは最善を尽くして自分の役割を果たしてくれると期待している」と話している。
そして今回選出された2人の若き欧州組、イ・ガンイン(バレンシア、西)とチョン・ウヨン(フライブルク、独)について、「2人の若手は最高のリーグで活躍している。試合でどのように起用できるのか研究したい」と前向きな姿勢を見せた。
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以下、パウロ・ベント監督の一問一答。
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-ソン・フンミン、ファン・ヒチャンらが除外されたが。
ソン・フンミンは負傷で来られず、ファン・ヒチャンはドイツの新型コロナ隔離規定のため来られなかった。攻撃陣以外にも呼べなかった選手がおり、準備期間も短い。それでも最大限チームの準備に力を入れて、良い結果を得られるように準備する。
-多くの選手が負傷でリストから外れたが、現在招集されている選手たちに期待する役割は。
どんなタイミング、どんな選手であれ、代表に選出されれば最善を尽くさなければならない。 来日前に24人の選手リストを発表したが、その後も様々な問題のためにこのリストが変更され、準備する時間も足りなかった。しかし、すべての不確定要素を克服、最善を尽くし、自分の役割を果たしてくれるものと期待している。
-イ・ガンイン、チョン・ウヨンの起用法は。
2人の若い選手は最高のリーグで活躍している。イ・ガンインは、直近数回の代表活動で見ているが、チョン・ウヨンは今回が初めてだ。期間がとても短いので時間は足りないが、直接見ることができるということを考えれば、良い機会だと思う。明日の試合でも起用方法を研究し、よく調べてみるつもりだ。
-日韓戦ということで期待が大きいが。
日韓戦だからといって、毎回同じ状況、同じ条件ではない。今回は特殊な状況だし、様々な問題点もある。これまでの日韓戦とは違う試合になると思う。引き続き申しあげるが、短い期間でできることは最大限努力し、自分たちのスタイル、自分たちのサッカーで、良い結果をもたらせるようにしたい。
-日本とはライバル関係にあるが。
ライバルとの戦いは代表戦だけでなく、クラブでもあることだ。そのような部分に集中するよりは、我々のチームができることに集中し、相手がどのように出るかを予測して、我々が望む試合を戦術的に展開していくかどうかをしっかり準備するのが優先だと思う。ライバルとの戦いがどのような意味なのかはよく知っており、理解、尊重もしている。しかし、試合に向けてしっかり準備していることを共有し、できるだけ良い結果をもたらすことがより重要だ。
-新型コロナの防疫対策について。
困難な状況であり、防疫指針に従うべきだと考えている。遵守しながら、その中でできることを見つけなければならない。
-日本というチームについて。
日本の長所はいろいろある。だからといって長所だけがあるわけではないので、そのような弱点を見つける準備をする。プレスが強いチームなので、非常に厳しい試合になると予想している。良い内容を見せてこそ、良い結果がついてくると思う。
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