ロサンゼルス・ドジャースの韓国人内野手キム・ヘソン(26)が、劇的な“東京行き”を狙っている。
キム・ヘソンは3月10日(韓国時間)、米アリゾナ州グレンデールのキャメルバック・ランチで行われたオークランド・アスレチックスとのオープン戦で途中出場し、1打数1安打2打点1四球を記録した。
この活躍でオープン戦打率が「0.160」から「0.192」、出塁率が「0.250」から「0.300」に上昇。打点も「3」に伸ばした。今回の試合では、7回裏二死満塁のチャンスで放った中前適時打が印象的だった。
キム・ヘソンは7回裏、二死満塁のチャンスでアスレチックスの右腕ミシェル・オタネス(27)が投じた156kmのストレートを捉え、中堅手の前に落ちる2点適時打を放った。3月2日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦で本塁打を記録して以来、8日ぶりの打点となった。
また、9回裏には四球を選んで出塁に成功。相手投手のピッチクロック違反で1ボールからの対戦となると、キム・ヘソンはフルカウントまで粘った末に高めのシンカーを見極めて出塁した。これがオープン戦4個目の四球となった。
ドジャースは来る18日と19日に東京ドームで行われる「MLBワールドツアー・東京シリーズ」で、シカゴ・カブスとの開幕2連戦を戦う。残るオープン戦は11日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦、12日のクリーブランド・ガーディアンズ戦の2試合のみだ。
オープン戦終了後、ドジャースは「タクシー・スクワッド(予備登録選手)」5人を含む31人のロースターを東京遠征メンバーとして確定させる。
ブランドン・ゴームスGMは「キム・ヘソンは成長曲線がある選手だ」と信頼を示しているだけに、今後の試合で出場機会を得ることができれば、東京行きのメンバーに入る可能性は十分にある。
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