大谷翔平の同僚キム・ヘソンは「守備だけでは生き残れない」韓国紙が厳しい忠告…その理由は?

2025年02月20日 スポーツ一般 #MLB #野球

今季から米メジャーリーグに挑戦する韓国人内野手キム・ヘソン(26)は、ロサンゼルス・ドジャースという強豪球団で生き残ることができるのだろうか。

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ドジャースを率いるデーブ・ロバーツ監督は、「キム・ヘソンは守備一つだけでもチームに勝利をもたらせる選手」と断言する。

指揮官の言葉通り、キム・ヘソンの最も強力な武器は守備だ。韓国プロ野球時代から精巧なグラブさばきと広い守備範囲に定評があり、ドジャースでもその持ち味が認められ、契約まで至った。

ロバーツ監督は「彼の守備は非常に滑らかで、生まれつきの才能と速い適応力を備えている」と、MLBルーキーに親指を立てる。

ドジャースの同僚もキム・ヘソンを歓迎する雰囲気だ。2023年WBCでともに韓国代表として戦ったトミー・エドマン(29)とは練習後に会話を交わす姿が捉えられ、スーパースターのムーキー・ベッツ(32)は打撃練習前に自ら手本を見せ、キム・ヘソンに助言を伝えた。

ベッツはそれだけでなく、練習でキム・ヘソンが守備を担当する際にファンへ「レッツゴー、ドジャース!」と叫ぶよう誘導する場面も捉えられるなど、新加入選手をフォローする姿で注目を集めた。

指揮官はこの状況について「ベッツはプレッシャーを与える方式で、キム・ヘソンが早く適応できるよう助けている。これがまさに我々が進むべき方向だ。選手たちが楽しく練習してこそ、持続可能な成功を作ることができる」と満足げな表情を示した。

キム・ヘソン
(写真提供=OSEN)キム・ヘソン

もっとも、MLBで生き残るには守備だけでは足りない。キム・ヘソンが克服すべき最大の課題は、MLB投手の速球にどれだけ適応できるかだ。

このため、キム・ヘソンは春季キャンプ中にバッティングフォームの矯正に集中している。ロバーツ監督は「キム・ヘソンは打者たちとともに一生懸命努力している。我々は彼ができるだけ多くの試合に出場して適応するようサポートしている。彼はすでに速い学習能力を見せてくれた」とポジティブに評価した。

キム・ヘソンの守備位置も確定していない。現時点では外野手のバックアップとしてシーズンを始める可能性が高いが、本職の二塁手でもチャンスがあるはずだ。「どのポジションがチームと選手にとって最善なのか、すぐに答える必要はない。より多くの練習を経て自然に決まるだろう」とロバーツ監督は言う。

その延長線で、キム・ヘソンはまだドジャースの開幕ロースター入りが確定していないものの、ロバーツ監督は肯定的に捉えている。

ロバーツ監督は「キム・ヘソンは常にKBOリーグで優れた選手だった。彼はエリート選手が何なのかを知っている。今回のキャンプでどんな姿を見せてくれるのか楽しみだ」と強調した。

キム・ヘソン
(写真提供=OSEN)キム・ヘソン

ドジャースにはベッツやフレディ・フリーマン(35)、そして大谷翔平(31)など、MLB屈指のスーパースターが数多く揃っている。それでも、指揮官は「キム・ヘソンもドジャースで一つの重要なピースになれる」と期待感を隠さない。

春季キャンプはもう始まった。ドジャースのユニホームを着てグラウンドを走り回るキム・ヘソンの新しい挑戦も進行形だ。

守備で見せた可能性を打席でも証明できれば、彼は単なるバックアップ選手ではなく、ドジャースの重要な戦力となれるだろう。

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