チョン・ソンリョンと新旧代表“守護神対決”繰り広げたチョ・ヒョヌ「良い経験、思い出になった」

GKチョ・ヒョヌ(29、蔚山現代)とGKチョン・ソンリョン(36、川崎フロンターレ)による新旧韓国代表“守護神対決”は、前者が最後に笑った。

蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)は9月14日、ホームの蔚山文殊サッカー競技場で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦で川崎フロンターレと対戦。90分で決着つかず延長戦までもつれた後、PK戦を3-2で制し準々決勝進出を決めた。

この試合では、元代表GKチョン・ソンリョンと現代表GKチョ・ヒョヌによる対決が繰り広げられた。2人は120分間で好セーブを連発し、お互いに一度もゴールを割らせなかった。

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PK戦でも両者は譲らなかった。チョン・ソンリョンは蔚山現代3人目のFWイ・ドンジュン(24)のシュートを2度セーブ。チョ・ヒョヌも2-2の状況で川崎5人目のFW家長昭博(35)を迎えた際、家長が左足で放ったシュートを左手一本で防いだ。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)チョ・ヒョヌ(左)とチョン・ソンリョン

試合後、記者会見に出席したチョ・ヒョヌは「川崎戦は予想通り厳しい試合だった。選手たちが監督の言う通り上手くプレーしたおかげで勝つことができた。準々決勝に向けて幸せな気持ちで準備したい」と喜びをあらわにした。

続けて、対戦した川崎を「良いチームだと思う」と称えつつも、「だが、サッカーは個人対個人ではなくチーム対チームの対決だ。自分たちがチームとして良い結果を得た。常にワンチームで準備すれば良い結果を得られる」と、自チームにも労いの言葉をかけた。

最後に、チョ・ヒョヌはチョン・ソンリョンとの守護神対決について問われると、笑顔で次のように語った。

「試合前に多くは話さなかった。“お互いに良い試合をしよう”とだけ喋った。ソンリョン兄さんと試合ができたことは僕にとって本当に良い経験であり、良い思い出になった。また機会があれば会えることを願っている」

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