「ILLIT(アイリット)はNewJeansのコピーだ」
【全文】“NewJeansの母親”「パクられた」HYBEを公開非難
HYBE傘下レーベルADORの代表で“NewJeansの母親”とも呼ばれるミン・ヒジン代表が、HYBEパン・シヒョク議長がプロデュースし、同じくHYBE傘下レーベルBELIFT LAB所属の新しいガールズグループILLITについて“NewJeansの盗作”と主張した。
“内輪揉め”ともいえる事態に、オンライン上が沸き立っており、NewJeansとILLITがどれだけ似ているかを比較する書き込みが相次いでいる。
3月25日にデビューしたばかりのILLITは、デビュー曲『Magnetic』で韓国の主要音源チャートと音楽番組を席巻中だ。同曲はK-POPのデビュー曲史上、初めて米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」にチャートインするなど、人気を謳歌している。
しかし10代の感性を刺激するイージーリスニング曲であることをはじめ、スタイルや振り付け、ミュージックビデオなど、一部のシーンがNewJeansとそっくりという声が出ている。
まず、太めのズボンと長いストレートヘアのスタイリングが、NewJeansが初期に流行らせた「Y2Kファッション」と似ているという指摘だ。腰を回した後、髪の毛をかきあげる振り付けはNewJeansの『Attention』を連想させ、骨盤から手を回す振り付けは『Ditto』と似ているとの意見も。
また、コンセプト写真におけるメンバーの陣形と視線まで酷似していており、ILLITにはデビュー当時から「NewJeansの真似」というレッテルが貼られた。
これについて一部のK-POPファンは「コンセプトから振り付けまでNewJeansを“コピペ”した」「ノイズマーケティングではないか」「さらにはLE SSERAFIMの振り付けにも重なる」など、非難するコメントを付けた。
ILLITのデビューアルバムのプロデュースはパン・シヒョク議長が引き受け、タイトル曲『Magnetic』の作業も彼が陣頭指揮した。しかし一部からはNewJeansとの類似性が挙げられ、「ミン・ヒジン代表が制作に参加したのではないか」という話が出たりもした。
そんな疑惑についてミン・ヒジン代表は、公式立場を通じて「ILLITはヘア、メイクアップ、衣装、振り付け、写真、映像、イベント出演など芸能活動のすべての領域で、NewJeansをコピーしている」とし、「ADORとNewJeansが成し遂げた文化的な成果は皮肉にもHYBEによって最も深刻に侵害されている」と主張した。
逆の意見もある。ミン・ヒジン代表がNewJeansを通じてY2Kに代表されるレトロ熱風を起こしただけで、これを「盗作」や「コピー」と定義することには無理があるという見方だ。
一部のK-POPファンからは「NewJeansもやはり過去のS.E.S.の成功方程式に従ったグループだ」と主張した。
さらにSMエンターテインメント、JYPエンターテインメント、YGエンターテインメントなど韓国のメジャーな芸能事務所は、これまで自社の所属グループ同士に類似性があっても当然としてきたため、同じHYBE所属のILLITとNewJeansに類似性があっても大きな問題ではないという声もある。
とあるK-POP界関係者は「たしかにNewJeansはあまりにも大きな成功を収め、“イージーリスニング”と“清涼”、“Y2K(レトロ)”という音楽のトレンドを作り出した。だが、その成功方程式に従っているということだけで盗作と主張するのには無理がある」と指摘した。
ミン・ヒジン代表をはじめとするADORの経営陣は、HYBEを相手に盗作に対する立場表明と是正措置を要求した。彼らは「HYBE傘下レーベル間の盗作行為で、NewJeansのブランド価値が侵害されたことにともなう立場表明を望む」と公式書簡を送った。
HYBEは4月22日午前、ミン・ヒジン代表が提起した盗作疑惑に対してA4用紙6枚に達する立場文を送った。ミン・ヒジン代表はその立場文を確認したが、その後もILLITの「NewJeansコピー説」を主張し続けている。
■【写真】渦中のNewJeans・ミンジ、笑顔が消えた…“ミン・ヒジン問題”のなかイベント参加
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