今年、爆発的な成長を見せたENHYPENの、さらに勢いを増す2026年に期待が集まっている。
強力な“ENGENE”(ファン)の後押しを受け、人気のアクセルを踏み込み続ける彼らの疾走がどこまで続くのか注目される。
ENHYPENは2025年の主要音楽授賞式で大賞トロフィー3冠を手にし、K-POPを牽引する新たなリーダーとしての地位を確立した。
特に「MAMA AWARDS」での大賞「FANS’ CHOICE OF THE YEAR」受賞は、世界中のファンからの熱い支持を証明する結果となった。さらに別の授賞式ではアルバム部門で2つの大賞を受賞し、トップクラスへと上り詰めたチームの格を改めて印象づけた。
ENHYPENの人気の高さと増した存在感は、アルバム指標にも如実に表れている。彼らは2月にリリースした2ndフルアルバム『ROMANCE:UNTOLD』で初のトリプルミリオンセラーを達成し、6thミニアルバム『DESIRE:UNLEASH』で3作目となる“ダブルミリオンセラー”を追加した。
今年、初動でダブルミリオンセラーを達成したK-POPアーティストは、ENHYPENを含めわずか3組のみだ。
ENHYPENは“パフォーマンスキング”という呼び名を得た。4月にはアメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」で13曲のステージを披露し、パワフルなエネルギーと濃密な音楽性を爆発させた。
世界の音楽ファンの反応はSNSでの圧倒的な話題性として表れ、当時ENHYPENは「コーチェラ」出演アーティストの中でX(旧Twitter)において5番目に多く言及され、「ENCHELLA」(ENHYPEN+Coachellaの造語)がグローバルリアルタイムトレンド1位を記録した。
ツアー規模の拡大も著しい。ENHYPENはワールドツアー「ENHYPEN WORLD TOUR ‘WALK THE LINE’」を通じて計67万6千人余りを動員し、自己最大規模となるワールドツアーを完成させた。アメリカ・ヨーロッパ公演の全席完売はもちろん、東京・大阪の大型スタジアム公演という大きな成果も達成。このツアーはビルボード・ボックススコアが選出した「2025年最も成功したK-POPツアー10選」の4位にも名を連ねた。
最高の一年を過ごしたENHYPENは、来年1月16日に7thミニアルバム『THE SIN:VANISH』でカムバックし、その勢いをつないでいく。
罪をモチーフにした新シリーズ「THE SIN」の幕開けとなる本作は、人間とヴァンパイアが共存する世界で禁忌を破って恋を選び、逃避行に踏み出す恋人たちの物語で、早くもファンの期待を高めている。
アルバム4つのチャプターのうち、最初のチャプター「No Way Back」の映像とスチールカットが22日・23日に公開されたばかりだが、大作の気配を色濃く漂わせた。実写とアニメーションを行き来する独特の構成や、ファンタジー映画を思わせるCGが圧巻だった。
7人のヴァンパイアの姿は、卓越したビジュアルを誇るENHYPENのメンバーたちと自然に重なり、収録曲の一部が使われたBGMが緊張感を高め、今後続く壮大なアルバムストーリーへの期待をいっそう膨らませた。
ENHYPENは12月28日22時に2つ目のチャプター映像を公開する予定だ。全トラック・歌詞・サウンドが緻密に連動した“コンセプトアルバム”を予告しており、没入型ストーリーテリングの真骨頂を見せる今回のカムバックに大きな関心が集まっている。
(記事提供=OSEN)
◇ENHYPENとは?
JUNGWON、HEESEUNG、JAY、JAKE、SUNGHOON、SUNOO、NI-KIの7人で構成されたグローバルグループ。2020年6月から約3カ月間放映されたMnetの大型プロジェクト『I-LAND』から誕生し、2020年11月に韓国デビュー。2021年7月にリリースされた日本デビューシングル『BORDER:儚い』は、オリコン週間シングルランキング初登場1位に輝いたほか、7月度の「ゴールドディスク認定作品」でプラチナ認定を受けた。日本デビューからわずか1年半で京セラドーム公演を開催し、第4世代K-POPアーティストとして最速で単独ドーム公演を実現した。さらに、2025年7月、8月には日本2都市でスタジアム公演を行い、海外アーティストとして最速で日本のスタジアムに進出するなど、飛躍を続けている。
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